かつて「プリン」は「レストランで食べるもの」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月14日放送分のテーマは「日本のプリンの歴史」です。
日本に「プリン」が伝わったのは、江戸時代後期~明治初期と言われています。
1872年(明治5年)、イギリス人の方が書いた西洋料理の本に、プリンが「ポッディング」という言葉で紹介されているそうです。正しくは「プディング」ですが、当時の日本人には「ポッディング」や「プッジング」などの言葉に聞こえたのだとか。
やがて「プディング」が訛り、「プリン」と呼ばれるようになります。
プリンは当時、レストランで食べるものであり、「特別な食べもの」というイメージがあったそうです。一説によると、それが変わっていったのは「1960年代になってから」だと言われています。
例えば1962年(昭和37年)、東京・銀座にほど近い洋菓子店「モロゾフ」のカフェに、オリジナルメニューとしてカスタードプリンが登場しました。当時は従業員の方々が1日数十個ずつ、すべて手づくりで提供していたそうです。
6年後の1968年には工場での生産を開始し、広く販売されるようになったことで、たくさんの人たちから愛されるようになっていきます。
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