受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』!
新潟県にやってきたランパンプスが今回お伺いする大学は新潟県新潟市にあるアニメ・マンガ学部を有する「開志専門職大学」になります。事業創造学部、情報学部、アニメ・マンガ学部の3学部のユニークかつ実践的な学びの大学を徹底レポート! 「専門職大学」の実態にも迫ります!!
――それでは早速ですが、校内に入って入試広報課の栁沼つぐみ(やぎぬま)さんにお話しを聞きに行きましょう。
小林:初めまして。ランパンプスと申します。よろしくお願いします。
栁沼:栁沼です。よろしくお願いします。
小林:それでは開志専門職大学について概要をお聞かせいただけますか?
栁沼:はい。創立が2020年の新しい大学になります。ですので、開学してようやく3年が終わるところなんです。(取材日2023/3/22)
寺内:新しすぎる! じゃあ、まだ四年生がいないんですね。
栁沼:そうなんです。この4月でやっと四年生が誕生します。
寺内:「専門職大学」というもの自体が新しい形態の大学なんですか?
栁沼:「専門職大学」は2019年の4月にスタートした新たな大学制度で、その一年後に本学が開学をしました。3学部あるのですが、そのうちの2学部が2020年4月からスタートしまして、一年遅れで「アニメ・マンガ学部」がスタートしているので、今度の4月で四年生が誕生するのは「事業創造学部」と「情報学部」になります。
小林:それぞれの学部は具体的に何を学ぶんですか?
栁沼:事業創造学部は経営、経済、商学を中心に起業についても学ぶことができます。
寺内:え? 起業!?
栁沼:起業志望で入学される学生さんもいらっしゃいます。実際に学内には学生が立ち上げた法人が3つあります。
小林:なんだよそれ、かっこいいな!
寺内:大学側が起業をサポートしてるんですか?
栁沼:学内で「起業支援」を行っておりまして、学びの内容も、自分たちで会社を設立できるようなカリキュラムを用意しています。また、実際に出資という形で資金面もサポートしています。
小林:すごすぎる! どういった会社があるんですか?
栁沼:大学発のベンチャー第1号としては2022年3月に「株式会社LacuS」という国内初の高齢者に特化した完全栄養食を開発・販売する会社ができました。
寺内:マジですごい!
栁沼:こちらは、代表の学生を中心に学内外から何人かのメンバーを集めてチームで起業しています。
寺内:学生同士の横のつながりもあるんですね。
小林:ちょっとまって! これ本当に大学生?
栁沼:彼は今、三年生ですね。
寺内:本当の話? 僕、敬語でしゃべっちゃう。
小林:一回り下ってことだよね? 二回り上じゃないとおかしい(笑)。
寺内:「開志ビジネスプランコンテスト」でNSG会長賞の受賞をきっかけに22年の7月に「株式会社あまむすび」を設立って書いてある。
栁沼:いろんな形があるのですが、会社を設立する時に、社長的なポジションが「事業創造学部」の学生で、会社内のシステムやプログラミングなどを担当するのが「情報学部」の学生で、製品や広告のデザインなどは「アニメ・マンガ学部」の学生、みたいな形で会社を設立するのに必要な役割を、本学の3学部の学生で分担しています。「総合専門職大学」としての強みを生かして学生たちが起業にチャレンジしております。
寺内:まだ開学して3年で会社が3つって意味わかんない!
小林:3~4年目で売れた芸人みたいな事でしょ。四千頭身とか8.6秒バズーカ―とか(笑)。頑張って継続してもらいたいもんだよね。
寺内:経営が続くことが大事ですもんね。
小林:アニメ・マンガ学部の学生がデザインを、と、おっしゃってましたけど僕の中でアニメとマンガがデザインに直結しないんですが、アニメ・マンガ学部ではどういうことを学ぶんですか?
栁沼:学部名は「アニメ・マンガ学部」ですが、実際の学びは「アニメ・マンガ」を視覚芸術としてとらえて、「芸術」の基礎にもとづいた応用力を育成するカリキュラムです。なので、アニメーターやマンガ家を志望している学生だけではなく、キャラクターデザイナーや、脚本家、プロデューサー、研究者を目指す方も学んでいます。
寺内:基礎科目に「クリエイターの基礎知識」って授業があるんですね? ちょっと学んでみたいなあ。
小林:NSCでは何も学べなかったからね。
寺内:NSCは「功夫(カンフー)」しか教えてくれなかった(笑)。功夫の授業はあるんですか?
小林:NSCでも1年で消えた功夫の授業があるわけないじゃん(笑)。
小林:学生さんはどれくらいいらっしゃるんでか?
栁沼:各学部80人で、3学部なので一学年あたり240人程度です。キャンパスも3つありまして、3学部3キャンパス体制になっております。ちなみに、本日お越しいただいたこちらのキャンパスは情報学部の米山キャンパスです。
小林:起業支援や、アニメ・マンガ学部も特徴的でしたけど、他に特徴的なことはありますか?
栁沼:様々な企業や、産業界との繋がりにはとても力を入れていて、実際に第一線で活躍されている経営者の方などをお呼びしての特別講義を頻繁に行っております。今までの実績では、ソフトバンク、楽天、ディー・エヌ・エー、他にも――
小林:え? 今、野球の話してた? 日ハムは?
寺内:日ハムはいないのよ(笑)。
栁沼:他にも地方自治体や、金融機関との連携をさせていただいています。
小林:卒業した方の進路とか、就職先はどんなふうになっていますか?
寺内:あれ? まだ卒業生いないんじゃない?
小林:あ、そっか!
寺内:大学生しかないのに、起業してる人がいるから勘違いしちゃうよね(笑)。
栁沼:ただ、現在三年生の就職活動が本格的になっていますので、続々と内々定が出てきています。また、求人も3月1日時点で8879件きておりまして――、
寺内:ちょっと待って! 8879件?
栁沼:その求人数で、就職希望者の三年生は2学部で129名います。なので、学生一人あたり68.9件の求人をいただいていることになります。
小林:タウンワークより多いじゃん(笑)。
寺内:ちょっとすごいですね。これって今の時代は普通なんですか?
栁沼:いえ、かなり多いと思いますね。
寺内:ですよね。すごっ! 8000件以上の求人から自分に合ったところを受けてみようかな、みたいな形になるんですね。
小林:開志専門職大学でどういう人材に育って欲しいと思いますか?
栁沼:専門分野について深く学んだ知識や技術で新しいことに取り組む創造力を持った人材を目指してほしいです。そもそも「専門職大学」制度が創設された目的に、人生100年時代、産業構造の変化や技術革新、国際化が大きく進む中、優れた専門技能をもって新たな価値を創造できる専門職業人材の養成ということがあります。
寺内:事業創造学部だと、就職先の業種っていっぱいありそうじゃないですか? どういうジャンルに特化しているとかあるんですか?
栁沼:事業創造学部は「起業家コース」と「経営デザインコース」の2つのコースがあります。起業したい学生は起業家コースで起業ノウハウを深く学ぶことができ、後者はビジネスを全般的に学んで商社や、金融機関、一般企業の中で新事業や新商品開発に挑戦したいという学生が通うコースになります。さらに「臨地実務実習」といって、実際に企業での実習を4年間の中で600時間以上行うカリキュラムがあります。期間にすると約5ヶ月間です。なので5ヶ月間は大学ではなくて企業の中で勉強することになります。
寺内:え!? 5ヶ月間も? それはインターンとまた違うんですか?
栁沼:長期インターンシップと思っていただいてOKです。実習の内容は企業によって様々ですが、主には企業の課題解決です。そのため、学生たちが実習で提案したビジネスプランや構築したシステム、WEBサイトなどが実際に企業の方に採用いただいて世の中に公開されていることもあります。
小林:この制度、企業側からしたら超良くない? 結局、実際に採用してみたら難ありみたいなことを避けられるし「今、働いてる子めっちゃ使えるじゃん。うち来てよ!」ってできるんでしょ? 全部こうなればいいのに。
寺内:え? お前、企業側で考えてる? 今、学生側で聞かないといけないのにいつの間にか価値観が社長になってる?
小林:だって最近使えない奴多いんだもん!
寺内:違う違う、お前は起業してないから(笑)。でも、有能な学生が長期インターンで来てくれたら社長も助かるでしょうね。
小林:一年生からアクセルベタ踏みですよね。
栁沼:一年生から本格的に専門科目を学べるカリキュラムなので、学びたい分野が決まっていたりとか、特定の分野で活躍してプロフェッショナルになりたい、という方であれば、是非入学していただきたいですね。
小林:受験はどういうパターンがあるんですか?
栁沼:「総合型選抜」と「学校推薦型選抜」と「一般選抜」の3つの入試制度があります。総合型選抜は、それこそ特定のこの職業に就きたい、とか、業界に対する強い興味・関心を持っている方が、自分の目的意識をアピールするような試験になります。
寺内:今は、小学校の授業でもプレゼンが入ってますよね。
栁沼:そうなんです。学校推薦型選抜は高校の成績だったり、校長先生の推薦をもらうといった方法で、一般選抜は学力試験ですね。けど、やはり専門職大学は「特定の業界で活躍するプロを育てる大学」として、目的意識や、やる気、熱意といったところを大事にしているので総合型選抜が一番おすすめですね。
小林:最後になるんですけど、今頑張っている受験生に一言いただけますか?
栁沼:やりたいことがある、実現したい夢がある、そのような志を持つ皆さんは、ぜひ受験をしてほしいです。開志専門職大学は文字通り皆さんの志を大きく開花させる大学です。
寺内:そういえば栁沼さんは学生時代、こういった知識を学んできたんですか?
栁沼:いや、私は全くです。アニメもデザインも関係ないんです。
寺内:じゃあ、開志専門職大学の学生さんがキラキラに見えるんじゃないですか?
栁沼:本当にそうなんです。やりたいことが決まっていて「将来活躍していきたい」という気持ちを持っている学生を見ると素晴らしいって感じますね。
寺内:内側の人がそう見えるのなら本当にそうなんだろうな。
小林:色々聞かせていただいてありがとうございます。
栁沼:こちらこそありがとうございました。
――さて、開志専門職大学のお話を聞かせていただきました、いかがでしたか?
小林:最初、アニメ・マンガ学部って聞いて「すげー大学だな」って思いましたね。アニメとマンガって僕のイメージでは、ちょっと遊びよりのものって思ってたんですけど、深く聞いてみたら、そこから派生する専門的な知識なりを得るみたいな話だったんで、ふざけてるわけじゃないんだなって反省しました(笑)。
寺内:ちょっと遊びの延長っぽく聞こえるもんね。
小林:ただ、すごく申し訳ないですけど、もうちょっと硬い名前でもよかったんじゃないでしょうか(笑)。
寺内:まあ「専門職大学のアニメ・マンガ学部」ってことだから(笑)。
小林:卒業生もまだいないのに起業してる学生が結構いるって、新しい形の大学なんだなって思いましたね。
寺内:あと5ヶ月間の長期インターンにも驚いた!
小林:もう就職だよね。寺内さんそんなに働いたことないですもんね?
寺内:僕は長くて2週間の教育実習しかない(笑)。それと学校に起業してる人がいるっていうからさ、もし何か宣伝やイメージキャラクターが必要なら僕らを起用することもできるってことはお伝えしておきたいよね(笑)。
小林:それは是非ともお伝えするべきだね(笑)。
寺内:いや、でも本当、専門職大学って初めて聞きましたけど「あ、こういうことなんだ」と思いましたね。すごく興味深かった。
小林:「これ専門」って感じでやってる人はかっこいいよね。
寺内:社会で実績を積まれた方が教員をしているのも魅力的だよなー。
小林:そりゃ、もう説得力えぐいよね。なんか言われても「いや、俺はこのやり方があるんで」って言いづらい。なにやってるかよくわかんない作家にネタを駄目出しされるより、先輩芸人に言われた方が「はいっ」てなるもん。
寺内:確かに。まさにその例だよな。開志専門職大学……すごい!!
次回の『おうえんしナイト』は開志専門職大学潜入取材の後編としてランパンプスが在校生と座談会する様子をお届けします。少し珍しい「文系から理系」に進路変更した大学生の声をお届けします。ご期待ください!
<学校法人 新潟総合学院 開志専門職大学 情報学部 米山キャンパス>
住所:〒950-0914 新潟市中央区米山3丁目1番53号
HP:https://kaishi-pu.ac.jp
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