キャスターの辛坊治郎が5月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。千葉県南部で同日早朝、最大震度5強を観測する地震が発生したことを巡り、「日本に住んでいる限りは、いつでも大きな地震がくるという心構えと対策が必要だ」と警鐘を鳴らした。
辛坊)夕刊フジ、私の気になった記事が3面に掲載されています。
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「千葉で震度5強 東京23区直下 厳重警戒 南海トラフ連動」
~『夕刊フジ』2023年5月11日発行分(3面)より
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辛坊)11日早朝、千葉県木更津市で震度5強を観測した地震について、詳しく書かれています。夕刊フジでは毎週木曜発行分に、武蔵野学院大学の島村英紀特任教授が解説する連載「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」があります。11日発行分の3面の記事にも、この日朝に起きた地震について、島村氏の解説が載っています。記事を読んでみます。
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「『フィリピン海プレートの内部で生じた内陸直下型とみられる。千葉県南部が震源の地震は珍しく、規模がさらに大きくなれば、いわゆる首都直下地震の1つになるものだ。プレートのゆがみから生じたとみられるが、今回の規模でエネルギーを出し切っておらず、大きな揺れに警戒しなければならない』」
~『夕刊フジ』2023年5月11日発行分(3面)より
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辛坊)記事には、別の専門家の解説も載っています。立命館大学環太平洋文明研究センターの高橋学特任教授で、夕刊フジによると「災害史に詳しい」専門家です。
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「今年は関東大震災から100年で、首都直下地震への警戒感も高まる。高橋氏は『首都圏でも地震活動が活発化している。今回はたまたま首都圏の東側で発生したが、震源が少し西にずれれば、東京23区の真下が震源になることもありうる。今後は神奈川県の三浦半島周辺で起きるリスクも高い』と指摘した。」
~『夕刊フジ』2023年5月11日発行分(3面)より
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辛坊)11日朝の地震の震源地は千葉県南部ですが、地球規模で見れば千葉も東京も同じような位置です。今回は震源地がたまたま東京より東にずれていただけで、同じ地震が人口密集地である東京23区の直下で起きても何の不思議もないということです。日本に住んでいる限りは、いつでも大きな地震がくるということを前提に、普段から心構えと対策が必要だということが、この記事からよく分かります。
番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)