キャスターの辛坊治郎が8月3日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。大阪・関西万博のパビリオン建設について、経済産業省が建設会社の代金未払いなどのリスクを減らすため、「万博貿易保険」導入したことを伝えるニュースに触れ、「『建設が遅れている』との批判はデマに近いネガティブキャンペーンだ」と指摘した。
準備が遅れている大阪・関西万博のパビリオン建設について、経済産業省は建設会社の代金未払いなどのリスクを減らすため、「万博貿易保険」を2日から導入した。政府が100%出資する保険会社「日本貿易保険」が企業の損失を補償する制度で、企業が支払う保険料を3分の1程度に抑える一方、参加国から代金が支払われない場合などには全額、もしくは大部分が補償される見通し。大阪・関西万博では約50の国と地域が自前でパビリオンを建てる計画だが、大阪市に基本計画書を提出したのは7月末時点で韓国のみとなっている。
辛坊)「あまりに正直すぎるな」と思ったことがありました。万博の関係者と話をしていたとき、その方がボソッとおっしゃったことがあります。「海外の万博でも開幕日に全てのパビリオンが完成しているケースなんて、そんなにないですよ」と。確かに、その通りなんです。調べたところ、全てが整って開幕できたのは1970年の大阪万博だけらしいんですよ。でも、それを言ったら、おしまいじゃないですか。そんな姿勢で、開幕日に全てがそろうとは思えませんね。
ただ、私はそんなに心配はしていません。「基本計画書がほとんど提出されていないから遅れる」といった批判は、かなりデマに近いネガティブキャンペーンです。基本計画書を提出するのが遅れても、開催される約半年間もてばいい簡易な建物ですからね。閉幕後もレガシーとして残す建物などがないことは残念ですが、恒久的な耐久性は求められていないので、建てるのに長期間を要するとは思えません。国によっては、自国で部材を造り、日本で組み立てるケースもあるようですよ。
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番組情報
辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)