数量政策学者の高橋洋一とジャーナリストの須田慎一郎が8月29日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。郭台銘(かくたいめい/テリー・ゴウ)氏の出馬について解説した。
鴻海精密工業の創業者・郭台銘氏が台湾総統選に出馬表明
飯田)台湾の総統選に、鴻海精密工業の創業者である郭台銘氏が無所属で出馬を表明しました。もともと国民党の候補争いに敗れた人であり、かなり中国に近いと言われています。
須田)国民党は痛いでしょうね。保守分裂ですから。その意味では、与党・民進党が勝利するのではないかと思います。
飯田)流れがこれで決まってくる。
郭台銘氏の出馬は中国政府の最後の追い込みか
高橋)そう簡単ではないですよ。そのように見せかけて、最後に盛り上げるのです。
飯田)最終的に民進党の頼清徳副総統、国民党の侯友宜氏、郭台銘氏、民衆党の柯文哲氏の4名が立候補を表明しています。
高橋)「誰かが抜けていって、また集まって」という最後の追い込みのパターンですね。中国ならそのくらいのことはやります。鴻海精密工業と中国はベタベタなのです。
飯田)鴻海精密工業と中国政府は。
高橋)私もフォックスコン(鴻海)の商品は使わないようにしています。中国はサイレント・インベージョンを行っているから、途中で指示して、みんな集まれと。
飯田)最後の一本化。
高橋)そのような戦略ではないかと、私は見ています。
飯田)立候補の締め切りも11月なので、まだまだこれからですね。
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