「ジャバニカ種」ってどんな米? 主にジャワ島やイタリアで栽培
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月16日放送分のテーマは「米」です。
「米」は、イネ科の植物である「稲」からつくられる食べ物で、小麦や大麦、トウモロコシと同じ仲間になります。
稲のふるさとは、インドのアッサム地方から中国の雲南省にかけての山間とする説が有力です。中国の遺跡から約6500年前の水田跡などが発見されており、既に当時、米が栽培されていたと考えられています。
日本に稲作が伝わったのは、紀元前・縄文時代の末期です。2000年以上前の遺跡から水田跡が発見されています。
稲は大きく分けて3種類あります。1つ目は、日本型の稲と呼ばれる「ジャポニカ種」です。主に日本や朝鮮半島、中国東北部などでつくられており、丸い形をした米で、炊いたときに粘りとツヤが出ます。
2つ目は、インド型イネと呼ばれる「インディカ種」です。主に東南アジアやインド、アメリカなどでつくられており、長細い形をしています。炊くとパサパサした感じになります。
3つ目は、ジャポニカとインディカの中間型と呼ばれる「ジャバニカ種」です。主にジャワ島やイタリアでつくられており、やや丸い形をした大粒の米です。味はアッサリしていて、粘りがあります。
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