江戸時代の「灰買い」ってどんな職業?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月26日放送分のテーマは「江戸時代の3R」です。
江戸時代、江戸の町は人口100万人もの大都市でしたが、ゴミが少なく、世界的にもキレイな町だったそうです。理由としては、いまで言うリサイクル・リデュース・リユースの「3R(スリーアール)」が盛んだったからだと言われています。
簡単にものを捨てず、壊れても修理して使うのが当たり前の時代。そのため、さまざまな職業の方が江戸の町にはたくさんいました。
例えば、割れたり欠けてしまった瀬戸物の皿や茶碗を、接着剤のようなもので直してくれる焼き継ぎ屋さんの職人。同じように鍋、釜、傘などが壊れた際、その部分を修理して再び使えるようにしてくれる職人などです。
また、当時は古着が当たり前の時代。服を買うのは古着屋さんで、着なくなった古着は回収してくれる人がいました。さらに、その生地を仕立て直す職人もいたそうです。
この時代の灯りと言えばロウソクですが、溶けたロウを集め、再び1本のロウソクにする職人。あるいは「灰買い」と呼ばれる、台所のかまどの灰を集めて買い取ってくれる人々などもいました。買い取った灰は、主に肥料用として売られていたそうです。
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