「味噌汁」はいつから日本で食べられているの?

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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月6日放送分のテーマは「汁物」です。

「味噌汁」はいつから日本で食べられているの?

※画像はイメージです

汁物の歴史はとても古いと言われています。約6000年前の縄文時代には、土器のなかで「水・貝類・海藻・旬の野草」などを合わせてコトコト煮たもの、いわゆる「スープ」が食べられていたことがわかっています。

そして、いまや日本のソウルフードと呼ばれる「味噌汁」が登場したのは、鎌倉時代だと言われています。当時、中国から日本へやってきた僧の影響で、すり鉢が使われるようになりました。

当時は味噌をそのまま食べていましたが、すり鉢で粒味噌をすりつぶしたところ、水に溶けやすいことがわかったそうです。そんな経緯で味噌汁が誕生したと考えられています。

味噌汁の登場により、ごはんを中心に汁物とおかずが1品ずつという「一汁一菜」スタイルが、鎌倉武士の食事の基本になったと言われます。やがて室町時代になると、味噌汁は武士以外にも広まっていきます。

江戸時代には、農村や山の地域の場合、具材にさまざまな野菜やキノコを。海辺の地域では魚や海藻を入れるようになり、味噌汁のバリエーションが豊富になっていきます。さらに、合わせる味噌の違いなどもあり、味噌汁の世界はどんどん広がりました。

番組情報

羽田美智子のいってらっしゃい

毎週月曜〜金曜 7:37 - 7:42

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