エレベーター内の「鏡」 本当は誰のためにあるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。11月23日放送分のテーマは「鏡の豆知識」です。
エレベーターのなかにある「鏡」は、車イスを利用する方のために付いていると言われています。
車イスの方がエレベーターに乗る場合、通常は前を向いて乗ります。しかし、本当は降りるときも前を向いて降りたいのですが、一般的なエレベーターは狭いので、車イスを回転させることができません。
そこで、車イスを回転させなくても後ろ向きの姿勢のまま降りられるよう、出入口を確認するために鏡が取り付けられているそうです。鏡があれば、後ろに人や障害物がないかチェックしながら降りられます。
ちなみに、エレベーターの鏡は車イスの方だけではなく、介護のための車イスや、ベビーカーを押している方にも同じように役立っているそうです。また、鏡があるエレベーターの乗り場には、車イス専用ボタンが設置されています。
駅などの公共交通機関では「バリアフリー法」によって、エレベーターに鏡を設置することが義務付けられています。ただし、一般のマンションやオフィスビルの場合、各自治体の条例によって対応が異なるため、設置されていないこともあるそうです。
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