京アニ放火殺人事件「死刑判決」 「きわめて適切な判決」宮家邦彦が言及

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外交評論家で内閣官房参与の宮家邦彦が1月26日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。青葉被告に死刑判決が言い渡された京都アニメーション放火殺人事件について解説した。

判決公判に出廷した青葉真司被告=2024年1月25日午前、京都市中京区の京都地裁[イラスト・松元悠氏] 画像提供:時事通信社

判決公判に出廷した青葉真司被告=2024年1月25日午前、京都市中京区の京都地裁[イラスト・松元悠氏] 画像提供:時事通信社

京都アニメーション放火殺人事件、青葉被告に死刑判決

2019年7月に京都アニメーションのスタジオに放火し、社員36人を殺害した罪などに問われた青葉真司被告に対し、京都地方裁判所は「事件当時、物事の善悪を判断する責任能力があった」と認め、死刑を言い渡した。

飯田)36人が亡くなり、32人が重軽傷を負いました。

当然の判決

宮家)私は法律の専門家ではないけれど、弁護側は責任能力の問題を取り上げ、無罪に持っていこうとする。それはわかりますよ。しかし36人が亡くなり、32人に重軽傷を負わせたこの事件で、「心神喪失であり無罪」という状況は成り立たないと思います。適切な判決でしょう。

飯田)昨日(1月25日)は青葉被告の治療を担当した主治医の会見もありましたが、「罪の重さを思い知って欲しい」と。

宮家)そうですよ。それがなかったら法治国家ではないですから。もちろん、そういう事態がないとは言いません。そのために制度があるのですが、今回は違うでしょうね。

飯田)ご遺族の方々なども今回、裁判に参加して質問などを行ったそうです。京都アニメーションに対する恨みのような表現もあり、「本当に罪を悔いているのだろうか」ということも浮き彫りになっています。各紙1面トップで報じており、社会的にも大きな事件であることがうかがえます。「残虐非道である」と裁判長も表現していました。

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