受験生を“みんな“で応援!『おうえんしナイト』
全国の受験生を応援するために、受験や教育と縁が深い、お笑い芸人・ランパンプスと一緒に様々な情報をWebコンテンツとして発信していく企画です。
受験生を応援するため全国各地を飛び回る『おうえんしナイト』!
今回、お伺いする大学は「東京女子体育大学」になります。みんなが知らない体育大学について、ランパンプスがインタビューしました! 学食レポートもこうご期待!!
――さて、早速ですが、校内に入って広報部長の渡辺博之さんにお話を伺いましょう。
小林:ランパンプスと申します。お願いいたします。
渡辺:広報部長の渡辺と申します。よろしくお願いします。
寺内:よろしくお願いします。あら? トップオブ広報ですね!
渡辺:それなりの歳ですので(笑)。
小林:早速なんですけども、東京女子体育大学さんの創立などの歴史など教えていただけますか?
渡辺:歴史は古く、創立が1902年で、120年を超えています。
寺内:120年! その時から体育大学だったんですか?
渡辺:「体操音楽学校」という名で始まりました。当時は、まだ女性が羽織袴を着ていた着物の時代ですので、飛んだり跳ねたりというのが、まだ社会的にあまり認められておりませんでした。そんな時代に「運動と音楽をドッキングさせた教育を」ということで始まりました。
寺内:それって、まさに、ダンスですよね?
渡辺:そうですね。創始者の藤村トヨ先生という方は、病気がちだったらしく、ご自分で体操をやられて、それが「健康に良い」と確信し、そこから教育を考えられたというのが始まりと聞いてます。
寺内:明治のこの時期って、女性が学校に通うこともそんな多くはないんじゃないんですか?
渡辺:そうですね。私立の大学ですから、経済的な余裕のある方た
小林:体育大学を取材するの初めてで、あまりイメージができないんですけど、何を学ぶんでしょうか?
渡辺:将来、教員を目指す人たちがかなり多いですので、基本は「運動をする」「運動を覚える」を学びます。
寺内:体育教員を目指すんですね。
渡辺:その他の分野にも進む学生もおりますが、8割は教員を目指して入ってきます。ですので、生徒に教えるために自分でも動けるように、器械運動、陸上、水泳、球技、ダンス、武道、などたくさん覚えなければなりません。
寺内:体育の授業の中で教えるとなると全部できないとダメですもんね。
渡辺:基本的な動きをまず自分が覚えるということ。そして、それを裏付ける理論を学びます。「こうやるんだよ」って見本を見せることが、子供たちにとっては大切ですよね。
小林:受験方法はどんなものなんですか? 体力テストみたいなものもあるのでしょうか?
渡辺:以前はあったんですけど、今はやっていません。例えば9月にある入試に「総合型選抜」があるんですが、エントリーシートで自分がどんなことをやってきたかをアピールする文章を作って、それに対してこちらが「どうですか、こうですか」って聞きながら行います。
小林:一般的な学科の入試もあるんですか?
渡辺:割合は多くはありませんが、一般選抜もございます。
寺内:学部学科は何種類あるんですか?
渡辺:体育学部体育学科の1つです。
小林:部活動とかにはやっぱ力入れてたりするんですか?
渡辺:40数クラブありまして、大学のトップを目指して活動しているようなクラブがたくさんありますね。新体操は昔から有名ですね。球技ですとハンドボールですとかバレーボールも有名です。
寺内:あ、アイスホッケー部もある!
小林:僕、北海道出身でアイスホッケーやってたんですよ。僕の高校の顧問の先生が体育教員の女性で、バク転とかくるくる回れてたのを思い出しました。
寺内:全体的に教えるにあたって、いろんな競技をやるってことですか?
渡辺:授業ではいろんな種目をまんべんなくやります。例えば器械運動で、鉄棒だったら逆上がりができないとダメですし「空中前回り」が必修課題になってまして、できないと単位もらえないんです。
寺内:すげー! 体育大学だ!
渡辺:なので、学生たちは一生懸命やりますよ。僕らも一生懸命教えます。
小林:空中前回り! めっちゃ練習しました。小学校高学年ぐらいであれできたらかっこいいじゃないですか(笑)。
渡辺:できた時には、できた人しかわからない「わー! やったー!」みたいなものがありますからね。
寺内:運動部だけじゃなく、写真部や演劇部もあるんですね。
渡辺:体育だけではない文化的なことにも力を入れています。ボランティアサークルや手話サークルなどもあって、クラブ数が多いのは特徴だと思っています。また、短大に小学校課程がありまして、そこで小学校の免許も取れるんです。大学から短期大学に科目等履修を受けに行って取得する学生たちが多いですね。
小林:めちゃくちゃ特殊ですね!
渡辺:特殊だと思います。今は特に小学校の先生が足りなくて困ってるんです。ですので、かなりの数の学生がそこから先生になっています。
寺内:何を隠そう、僕も教育学部出身でして、小学校の免許持ってるのに芸人やっちゃってるんです。
小林:足りてねえって言ってんだろう!
寺内:まさにここの学生さんたちに助けてもらってますね。
渡辺:なんで芸人になられたんですか?
小林:逆質問きました!
寺内:いや、むしろ芸人になりたくて「武器が欲しいな」と思ったんです。さらに芸人になってから保育士資格も取ったんですよ。0歳から18歳まで教育できる芸人っていうのを一応やらせてもらってます。
小林:意味わかんないですよね。
渡辺:いやいや、うちの大学も中高の保健体育、小学校の免許、さらに幼稚園も保育士もとれますからね。
寺内:保育士もとれるんだ! すごい! こども園から何から行けるんですね。
小林:どれかでいいけどね(笑)。
渡辺:確かに同時に複数の先生できませんからね(笑)。
寺内:学生の時に知りたかった。全部取っちゃいました(笑)。
渡辺:(笑)。でも、たくさん免許持ってると可能性は広がりますよ。
寺内:確かに! 選択肢っていう意味ではそうですよね。
小林:教師以外の進路の一般企業ってなると、どういう企業さんになるんですか?
渡辺:体育スポーツ関係ですね。例えばスポーツクラブの指導員などです。全くスポーツと関係ない一般企業に入る学生たちもいますよ。
寺内:実業団選手として就職されるみたいなこともあるんですか?
渡辺:実業団もいますけど、一般の会社員として入ることのほうが最近は多いですね。 あと、公務員も多いです。警視庁や各県の警察、あるいは消防ですね。地元の市役所に就職する学生もいます。
小林:教師目指して入学しても、気持ちが変わる方も結構いるってことですね。
渡辺:やっぱり4年間、いろんな経験をする中で、方向が変わっていく学生もいます。企業の説明会やOGからの話など、いろんなきっかけで自分の将来を考えていくような形ですね。もちろんそれは良いことだと思います。当然、キャリアサポートはしっかりとさせていただきます。
小林:東京女子体育大学が特に力を入れてるところはどんなところですか?
渡辺:それぞれの進路に合わせたサポートに力を入れています。例えば教員になりたい人はラーニングステーションというものがあるんですけれども、そこで採用試験の勉強などしています。公務員や一般企業を目指す方向けにも同じような取り組みをしています。ですので「自分がこうしたい」っていう意志さえはっきりすれば、それぞれの道でサポートできるようになってます。
寺内:それを大学側が用意してくれるのは助かりますね。
渡辺:一年生の時からキャリアデザイン、要するに自分の将来を思い描くような、そういうところから始まって、二年生時に個別に面談して将来どうするということを話し合います。
寺内:結構、早めから始めてるんですね。
渡辺:それでもなかなか決められない学生たちも多いですが、いろんな説明会や講座があるので、色々行ってみて定めていくような形ですね。
小林:実際、プロスポーツ選手になりたくても難しいじゃないですか? だから、キャリアのサポートがしっかりしてるのはありがたいですよね。
寺内:体育大学の良い点ってどんなところだと思いますか?
渡辺:いろいろありますけど、パッと思いつくのは、体育とかスポーツって仲間とやりますよね? 例えば、先ほどの空中前回りじゃないですけど、できる人もいればできない人もいるので、それをお互い教え合うんです。その「教え合う」ということが、コミュニケーションの材料になってるわけです。うまくできる子はできない子に教えるし、種目によってはそれが逆転したりして、だからみんな仲が良いんです。
寺内:コミュニケーションをとる機会が多いんだ!
渡辺:スポーツってそういうものだと思うんです。
寺内:確かに活発で仲良くなりそうですね。
渡辺:あとはスポーツで、トップを目指す人たちがいっぱいいるので、先輩後輩という縦の社会があるんです。
小林:体育会系って言いますもんね。
渡辺:昔ほどではないですけど、社会ではどうしても必要なことなので、その免疫をつけておくっていう意味では、うちの学生たちは打たれ強いですね。もちろん、上下関係が行き過ぎてはいけないけども。
小林:じゃなきゃ警察とか消防行けないよね。
寺内:社会に出る上では、努力の仕方を覚えてるというのは大切ですよね。
小林:女子大と体育大の2個乗っかってるから、特殊は特殊だと思うんですが、女子の体育大学の学生ってどんな会話してるんですか(笑)?
渡辺:男子がいるとちょっと遠慮する部分もあるのかもしれないけど、女子だけだからもうとにかくワイワイやってますね。
小林:なんか体育祭とかめっちゃ盛り上がりそうじゃないですか?
渡辺:各部対抗リレーなんかはものすごい盛り上がります。
寺内:各部対抗リレーに演劇クラブが出てたら「頑張れ」って言いたくなる(笑)。
小林:みんな負けん気がすごそうだから。マジで盛り上がりそうだよね。
寺内:陸上部だって負けちゃらんないからね。
渡辺:教職員も出たりして、勝ったりしちゃいますよ(笑)
寺内:教職員でんのかい!
渡辺:足の速い教員もいるんですよ(笑)。
寺内:めっちゃ楽しそう!
渡辺:小さな大学なのでアットホームなところはありますね。
小林:どういう生徒さんに来て欲しいでしょうか?
渡辺:やっぱり、スポーツが好きで、自分でも一生懸命やりたい方ですね。それが王道だと思うんです。でも、それだけじゃなくて、最近のスポーツは、見る側もいるし、それを支える人たちもいます。だから自分の将来像に合わせて、例えば「見る」でいうと「イベントを企画してみたい」ですとか、スポーツイベントに携わりたいという人にも道が開けてますし、「支える」「教える」でいうと、小さい子供やお年寄りの健康運動に関わりたいという人、そういうふうに裾野がすごく広がっていると思うんです。なのでスポーツを中心にして、それに関連することを学びたい人たちにぜひ来てほしいと思います。
寺内:プレイヤーに限らずなんですね。
渡辺:なかなかスポットは当たり辛いですけど、裏方さんはすごく大事ですしね。
寺内;手前みそですけど、吉本にも養成所がありまして、作家コースやスタッフコースもあるんですよ。お笑いでも「する」「見る」「支える」をやってるって思いました。
小林:スポーツとエンタメは近いですからね。
寺内:近くにいればいるほど、そういう人たちのありがたみがわかりますよね。
小林:最後になるんですけど、今まさに受験勉強を頑張っている受験生にメッセージをいただけますか?
渡辺:和気あいあいとした学校なので、ぜひオープンキャンパスに来てもらって、雰囲気を感じてもらえればと。きっとご自身を高められる4年間になると思います。もちろん、私たちも精いっぱいサポートさせていただきます。
寺内:1回来たら好きになっちゃいそうですね。お話聞くだけでもあったかい雰囲気が伝わりました。
小林:スポーツ大好きなんで、次、生まれ変わったらここに入りたい(笑)。
渡辺:もし、お子様が女の子でしたら将来考えてください(笑)。
小林:本日はありがとうございました。
渡辺:こちらこそありがとうございました。
――さて、それでは学食に行きましょう。学食では毎回、カレーとおすすめメニューに別れて食レポをしてもらっているのですが、今回からその役割が入れ替わって、小林さんがおすすめメニュー、寺内さんがカレーになります。
小林:初回のじゃんけんで負けたばっかりに一年間ずっとカレーを食べ続けたんですよ僕は! それが今日は3つのメニューから選んでます!
寺内:声が大きい(笑)。
小林:だって「小林さん、何食べますか?」って聞かれたんだよ? 僕は今まで「カツを乗せんな」しか言われたことないから「何食べますか?」には緊張したよ。
寺内:経験なかったもんね(笑)。
小林:これが人権なのかって最初びっくりした(笑)。食の選択が自由なのってこんなに嬉しいんだって! 学食最高!
――本日のメニューは醤油ラーメンとカレーライスになります。
小林:カレーじゃない!
寺内:カレーも美味しそうですよ!
小林:それでは、醤油ラーメンをいただきます!
小林:美味い! 人権の味がする(笑)。
寺内:味の想像ができない食レポすんなよ!
小林:自由の味(笑)。ちゃんと美味しい。ザ・醤油ラーメンって感じで具もシンプルなのがいい。子供の頃に食べてたみんなが好きな味!
寺内:幸せ?
小林:染みわたる! 好きなもの選んで食べれることがこんなに嬉しいなんて……。
寺内:それでは私もいただきます! 申し遅れました。今回から学食のカレーの大役を仰せつかりました寺内です。
小林:前向き過ぎるのもどうかと思うよ(笑)?
寺内:記念すべき一口目をいかせていただきます!
寺内:あれ? これ来たかも?
小林:なにが?
寺内:最初のカレーにして、最高傑作がでちゃったかも。東京女子体育大学のカレーライスの点数を発表します。
寺内:なんと……120点です!
小林:次からどう食レポしてく気なの?
寺内:でも、実際、私は学食でカレー食べてなかったから新鮮だし、ちゃんと美味しい! このカレー嫌いな人なんて日本にはいないよね。
小林:二人とも完食でございます。
寺内:ごちそうさまでした!
――それでは、東京女子体育大学の広報さんのインタビューと学食の感想をお願いします。
小林:普段、入ることがない体育大学、しかも女子の体育大学、日本に2つしかないって言ってたから、やっぱり、すごい何て言うんだろう?
寺内:貴重な(小声)。
小林:え?
寺内:貴重な(小声)。
小林:貴重な?
寺内:経験を(小声)。
小林:結構なレアな……。
寺内:「貴重な経験」って言えよ! 船場吉兆やってんだから!
小林:はいはい。それじゃ「船場吉兆な経験」をさせてもらいました(笑)。広報の方もスポーツを愛してるのがすごい伝わってきて、スポーツが好きな人は行くべきだよね。スポーツの裾野が広がっていくって感じました。僕もプロスポーツをよく見に行くんで、いろんなところに注目してスポーツを見たいなと思いましたね。
寺内:わかる! 僕的には……カレーがとっても美味しかった!
小林:カレーの話かい!
寺内:これを毎月食べれるなんて夢のようですね。
小林:マジで3ヶ月やってみ? 気分じゃない日もあるから。
寺内:カレーの気分じゃない日なんてないでしょ?
小林:カレーは週1回くらいでいいんだよ。海軍だってそうしてんだから(笑)。『おうえんしナイト』の前日に忘れてて、ココイチ食べた時なんて2日連続食べなきゃいけないんだよ?
寺内:それは小林さんのミスじゃん。そんなの気をつければいいだけだし、すごい美味しかったし! さすが体育系だけあって、計算されつくされたカレーでしたね。量も味も!
小林:それ言うなら理系じゃない?
寺内:初回にして120点ですけど、次以降の挑戦校が不安がってるんじゃないかな? 「今回こんな審査員なんだ」って(笑)。いや、でも本当素敵な大学でしたね。「腰伸ばせ」っていうモットーもよかった。僕も気をつけていきたいなと思いました!
小林:最後、薄っ!
寺内:腰伸ばすぞ!
小林:まあ、頑張ってください。
次回の『おうえんしナイト』は東京女子体育大学の後編としてランパンプスが在校生と座談会する様子をお届けします。体育大学に通う学生の本音に迫るインタビューをご期待ください!
<東京女子体育大学・東京女子体育短期大学>
住所:〒186-8668 東京都国立市富士見台4-30-1
HP:https://www.twcpe.ac.jp/
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おうえんしナイト
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