株式会社イエローハット(以下、イエローハット)は、2月20日(木)、神奈川県横浜市にあるイエローハット 新山下店にて、「『イエローキャット』プレス発表会」を実施。同社で毎年「猫の日」におこなっている猫を交通事故から守るための活動『全国交通にゃん全運動』の、今年の取り組みについて説明した。
「イエローハット」の社名の由来は交通安全のシンボルである「黄色い帽子」にあり、カー用品店というクルマ社会に関わる企業として、交通安全活動に力を入れてきた。そんな交通安全活動の一環として始まったのが、『全国交通にゃん全運動』である。
2019年からスタートした『全国交通にゃん全運動』では、「『猫の日』は、猫を愛でるだけじゃなく、守る日にしよう。」というキャッチフレーズのもと、猫の交通事故を減らす取り組みを続けてきた。猫は生まれ持った生態から交通事故に遭いやすく、1年間に道路で命を落とす猫の数は、全国で推計22万頭を超えている。
そこで今年は、「外で暮らす猫を安全な環境に保護することが、悲しい交通事故を減らすことにつながる」という想いのもと、イエローハット 新山下店の店舗駐車場内・特設会場にて、保護猫合計約100匹が集まる譲渡会『イエローキャット』を実施。保護猫と新しい家族との出会いの場を提供する。

イエローハット・代表取締役会長 堀江康生氏
同発表会では、まず初めにイエローハット・代表取締役会長の堀江康生氏が、譲渡会実施に至った背景などについて述べた。
保護猫の譲渡会はこれまで様々な場所で行われてきたが、「譲渡会の場所を探すのが困難」というのが課題であったと堀江氏は説明。そうした中で、「スペースも広く集客力もある新山下店の店舗駐車場を使うことで、多くの方々に保護猫との出会いの場を提供できたら」と考え、今回の譲渡会を開催するに至ったという。

株式会社にゃんこ亭 代表取締役・畔栁敬一氏
次に、今回の譲渡会の協力団体の1つである株式会社にゃんこ亭 代表取締役・畔栁敬一氏が、譲渡会への思いや詳細を語った。にゃんこ亭は、猫カフェの運営や保護猫活動など猫に関する様々な事業を展開している企業で、畔栁氏は2022年からイエローハットの『交通にゃん全運動』に賛同し、様々な協力をしている。
まず初めに畔栁氏は、「動物を家族に迎え入れるという選択肢の中で、まず初めに思い浮かぶものは『ペットショップ』で、『保護猫』の認知はまだまだ低く、選択肢にさえ入らないのが現状です」と現在の問題を指摘。今年度の活動を通じて、「『保護猫』という言葉がもっと広がっていくきっかけになれば」と願いを込め、今回人通りの多い場所で譲渡会を開催できる点については、「保護猫団体として、非常にありがたいことです」と感謝の言葉を述べた。
また、譲渡にあたって大切にしていることや条件に関しては、「動物を飼える環境にお住まいであること」「収入源をお持ちであること」の2つがあるといい、あとは里親希望者と話をした上で決定するとのこと。虐待目的で引き取る人が一定数いるといった現状もあり、「どうしてもふるいにかけざるを得ない部分もありますので、ご理解いただければ幸いです」と事情を伝えた。
その後は、猫がスマホやタブレットに“猫パンチ”をすることで参加できるという、『猫パンチ募金』についても紹介。飼い猫の名前を入れてルーレットを回し、止まった金額に応じて「2円」「22円」「222円」のいずれかが、イエローハットから猫の保護・愛護活動を目的に寄付される。(上限500万円まで)猫と一緒に暮らしていない人も参加できる「人間用モード」もあり、募金受付期間は、2025年2月17日(月)~2月24日(月/祝)23:59まで。詳細は、イエローハット公式ホームページでチェックすることができる。
譲渡会ブースの様子
譲渡会のブースは2つあり、「触れ合い型」のブースに入ると、ブース内には、可愛らしい猫たちと、猫の家や遊び道具などがたくさん。
ほかの猫と戯れている猫、自由に遊んでいる猫、容器に入っている猫、寝ている猫など、過ごし方は様々。いろいろな毛色の猫がいて、自由に触れ合うことができる。
保護猫を迎えたいと思っている人が直接触れ合える場を作りたいとの想いから、「触れ合い型」の形式をとっているそうで、人が動物に慣れる練習も兼ねているという。
保護猫譲渡会『イエローキャット』は2月20日(木)より3日連続でおこなわれており、猫の日当日となる2月22日(土)の開催時間は、10:00〜17:00となる。人のみならず、猫の交通安全にも引き続き力を入れていくイエローハットの活動に期待が高まる。
保護猫譲渡会「イエローキャット」
◎日時:2025 年 2 月 20 日(木)14:00 〜 17:00
2025 年 2 月 21 日(金)10:00 〜 17:00
2025 年 2 月 22 日(土)10:00 〜 17:00
◎会場:イエローハット新山下店(神奈川県横浜市中区新山下 1-17-39)店舗駐車場
◎協力:株式会社にゃんこ亭(一般社団法人にゃんこ亭)
◎注意事項:混雑時には整理券をお配りし、順番にご案内いたします。また、お待ちいただく場合があること、時間制限を設けさせていただく場合がございますので、予めご了承ください。
※猫は数時間で交代する形をとり、合計約100匹の保護猫を紹介します。猫が窮屈な状況を強いることはありません。
■「全国交通にゃん全運動2025」詳細ページ
https://www.yellowhat.jp/campaign/202502/catday_cp.html
■イエローハット 公式ホームページ
https://www.yellowhat.jp/