犬のおかげで新しい自分に出会えた! お金では買えない豊かな時間を満喫中♪ 【わん!ダフルストーリー】

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■体重40kg超!大型犬2頭と気ままに暮らすコツは?

馬田さん,レオンベルガー

馬田さんと2頭のレオンベルガー

「レオンベルガー」を知っていますか?
1846年にドイツのレオンベルグ市に住む愛犬家がニューファンドランド犬とセントバーナード犬を交配させて作った比較的新しい犬種。
大きな体、モコモコの被毛、そして優しそうな瞳の独特の風貌がとっても魅力的です。
都内に住む馬田美恵さんもその魅力に魅了された1人。
今はコルト(雄、4歳)・ラプア(雄、2歳)の2頭のレオンベルガーと一緒に暮らしています。

「大型犬は怖いと思っている方も多いですが、レオンベルガーはとても温和で従順な性格。吠えたりイタズラをしたりすることもあまりないので、とても飼いやすいんですよ」と馬田さん。
もちろん子犬のうちに基本的なしつけはしたものの、それ以外は特に一緒に住むうえで困ったこともないそうです。
「大型犬の魅力はなんといっても、存在感が大きいこと。とくに私の場合は子どもたちを女手一つで育てているので、犬たちに守られているような安心感がありますね。もっとも、うちのコたちの場合は人が好きすぎて番犬にはならないのが玉にキズですけれど(笑)」。

コルト,ラプア

年上のコルト(右)とより大きなラプア

犬を飼う上での馬田さんのポリシーは「環境は犬に合わせても、生活のリズムは人間の都合に合わせること」。
住環境に関しては、犬たちがのびのびと過ごせるように広めの住居を確保し、床にはシートをしいて抜け毛や汚れをすぐに掃除できるようにするなど、人も犬もストレスをためないように工夫することが大切だと言います。

「だから、家が少々汚れても気にしないこと。あんまり神経質になり過ぎると、せっかくの犬との暮らしが楽しめません。でも、生活のペースは人間が主導権を握るのが大事!たとえば、毎日の散歩や食事の時間を決めてしまうと、犬たちが時間を覚えてしまい、ちょっとでも時間がズレると吠えたり騒いだり、パニックに陥ってしまう場合もありますよね。でも仕事や家事、子育ても抱えている私には、毎日決まった時間に散歩に行ったり食事を与えたりするのは無理。帰りが遅くなる日もあるし、体調不良で遅くまで寝ていたい朝もあります。だから散歩も食事もざっくり時間帯だけ決めて、細かい時間までは決めません。でも、何の問題もないですね。犬たちの方が私に合わせてくれています」。

■海外まで広がる「犬の輪」

こうしてレオンベルガーと暮らし始めて今年で5年目の馬田さん。
この5年の間に自分でも驚くほど、いろいろな変化があったそうです。

「一番変わったのは、私自身ですね。もともとは出かけるのが好きではなく、あまり人付き合いもよくなかった私ですが、コルトとラプアが来てからはドッグランや犬関係のイベント、犬友とのオフ会などに積極的に出かけるようになりました。ネットで知り合って意気投合した飼い主さんに会いに、関西まで2頭を連れて車で遠征したことも!お出かけが楽しくなって車を大型車に買い替えたほどです」とのこと。
「それまでは家庭と職場くらいしかなかった世界が、犬たちのおかげでぐんと広がって、いろんな職業のいろんな立場の人と交流できるようになりました。あ、私って実はこんなに社交的だったんだって気づいて自分でもびっくりです(笑)」。

犬仲間とバーベキュー

犬仲間とバーベキュー

レオンベルガーのカーテン

海外サイトで購入したレオンベルガーのカーテン

また、レオンベルガーグッズが欲しいあまり、初めて海外通販サイトでのショッピングにも挑戦。
さらにはレオンベルガーを育てている海外のブリーダーさんとの交流も始めたそうです。

「英語は大の苦手なんですが、将来、海外からレオンベルガーの子犬を送ってもらいたいので、ネットの翻訳サービスを駆使して、ハンガリーのブリーダーさんとメールでやり取りしています。片言の英語ですけど、なんとか通じているみたいで、今ではすっかり仲良しに!先日は日本の浴衣をプレゼントしたら、お返しにハンガリーのお酒を送ってくださったんですよ。自分がこんな国際交流をしているなんて嘘みたい。自分でもびっくりです!」という馬田さん。
犬たちが教えてくれた「新しい自分」に戸惑いながらも、充実した毎日を楽しんでいるそうです。

■千葉にドッグランを整備中!人と犬が安心して過ごせる場を提供

コルト

穏やかな性格のコルト

さらに馬田さんは、お父様が遺してくれた千葉の土地に、なんと手作りのドッグランを整備中なのだとか!

「まだまだ完ぺきではありませんが、とりあえず囲いは設置できたので、犬友と一緒に出掛けて犬たちを自由に遊ばせています。一般のドッグランでは知らない犬も多くて犬同士の喧嘩が起きたりもしますが、ここは顔見知りばかりなので、犬たちも安心して遊んでいます」とのこと。
「最初は古い家があるだけだったのですが、仲間が冷蔵庫や家具を持ち寄ってくれて、少しずつ快適な空間に仕上がってきました。飲み物や食べ物も持ち寄って、気の合う仲間同士、のんびり過ごす休日は最高です!お金では決して買うことができない、豊かな時間だと思います」と笑顔の馬田さん。
「都会では犬と人が安心してのびのびと過ごせる場所って少ないですよね。小さなドッグランですが、うちのドッグランがみんなにとって憩いの場となって、みんなの愛犬生活がより楽しく豊かなものになれば、嬉しいですね」。

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  わん!ダフルストーリー Vol.29

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