ご存知ですか?『赤トンボ』という名前のトンボはいません。【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

By -  公開:  更新:

赤とんぼ

『赤トンボ』とは

『赤トンボ』という名前のトンボはいない

赤トンボを見かけると、秋の訪れを感じますが、実は“『赤トンボ』という名前のトンボ”は、いないそうです。

一般的には『アキアカネ』を指す

『赤トンボ』とは主に“『アカネ属』または『アカトンボ属』のトンボの総称”で、代表的なトンボが『アキアカネ』です。
一般的には『アキアカネ』のことを指して、『赤トンボ』と呼ぶことが多いそうです。
他にも『ナツアカネ』や『コノシメトンボ』といった種類がこの『アカネ属』のトンボです。
『アカネ属』以外のトンボでも、赤くなる種類があります。
例えば『ベニイトトンボ』や『ショウジョウトンボ』です。

体が赤くなるワケ

体の中で作られる色素の影響

こうしたトンボたちが赤くなる原因ですが、体の中で作られる”色素”の影響だそうです。
同じ色素でも赤の色素が強いほど、体の色も濃い赤色になるそうです。

体の色が赤くなるのはオスだけ

さらに体の色が赤くなるのは“オス”だけだそうです。
成虫になった時は、オスもメスも黄色っぽい色をしていますが、成熟するにつれて、オスだけが赤くなるそうです。
実はオスもメスも、体の中に同じ色素を持っていますが、成虫になった時、オスの色素だけが赤く変化するそうです。
さらにオスが赤くなるのは、古くから“オス同士の縄張り争い”や“メスへのアピール”であることが分かっているそうです。体の色が赤くなることで、メスに自分の居場所を教えてプロポーズするそうです。
最近の研究で、オスは縄張りを守るため、長い時間、太陽の光にあたっているので、紫外線から体を守るために体が赤くなるのでは・・と考えられているそうです。

(2016/10/26放送分より)

radiko_time_1103_03

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい
ニッポン放送ほか全国ネット
ニッポン放送 (月)~(金) 朝7:37から(「高嶋ひでたけのあさラジ!」内)
※ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top