ピアスは2つでひと組=“ふたりで対をなすもの”【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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片方の耳にだけピアスをされている方って、いらっしゃいますよネ。
古代ヨーロッパでは、男性も女性もピアスをしていましたが、当時は両方の耳ではなく、片方の耳にしかしていなかったそうです。
ピアスは2つでひと組なので“二人で対をなすもの”として片方の耳にするのが一般的だったそうです。

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その場合、男性は左の耳に、女性は右の耳にピアスをしていました。
その理由ですが、男性は女性と並んで歩く時、自分から見て左側を女性に歩かせていました。これは“女性を守るため”で、そのために男性は利き手である右腕を自由にしておく必要がありました。
そして何かあった時、男性はすぐに右腕で反応して女性を守っていたそうです。

そこから男性が左の耳にピアスをするのは、“女性を守る!”という強い気持ちの表れや、象徴になっているのだそうです。
逆に女性は“男性に守ってもらう” “ガードしてもらう”という意味で右の耳にピアスをしていたそうです。

さらに男性は左の耳に、女性は右の耳にピアスをすることで対になっていて、お互いを見つめ合っている、見守っている…、また、ピアスは2つでひと組なので、離れて暮らすことになっても、いつかはまた一緒に暮らすように出来る…という願いが込められているそうです。

ピアスの数ですが、特に決まりや意味はないそうです。
日本の場合、結婚式のご祝儀や七五三のように”割り切れない数”の『奇数』が好まれる傾向にありますので、奇数の数をつける方もいらっしゃるそうです。
ヨーロッパなどでは、逆に偶数が好まれるので、偶数の数をつける人が多いそうです。

(2016/11/24放送分より)

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