今週は『風呂敷』のお話をしています。
今朝は『風呂敷の雑学』をご紹介します。
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阪神百貨店の風呂敷売り場で展示されている巨大な風呂敷。2月23日の2(つ)2(つ)3(み)から「ふろしきの日」 = 2007年2月22日午前、大阪市北区の阪神百貨店 写真提供:産経新聞社
風呂敷に関するアレコレ
『大風呂敷を広げる』とは
『大風呂敷を広げる』という言葉があります。これは“大きな風呂敷を広げても、その中に包むような大きなモノがないこと”から“実現不可能な計画を立てたり、大げさなことを言ったりする”という意味です。
『“任せて下さい!”と、自信満々に言うから頼んだのに、大風呂敷を広げた割には、全くの期待外れだった』
『あの人はお酒が入ると、すぐに大風呂敷を広げる』といったように使います。
現在、風呂敷は贈り物としての需要がほとんど
こういった言葉にも使われるほど、風呂敷は日本の生活に欠かせない存在ですが、紙製の手提げ袋、さらに布製の手提げ袋の登場によって、段々と使われなくなってしまったそうです。
そんな中、風呂敷は『エコ』でもあり、包んだモノを渡してからはたたんでしまえば、荷物にもならないこともあってその良さが少しずつ見直されているそうです。
特に現在では、風呂敷は実用品としてよりも、贈り物としての需要がほとんどだそうです。
これは風呂敷のお値段が幅広いので、予算に合わせて自由に選択がしやすいことや、デザインが豊富、かさばらないため贈られても邪魔にならない・・などの理由からだそうです。
そして『日本風呂敷連合会』さんでは2000年に『ふろしきの日』というのを登録しました。『ふろしきの日』は2月23日で、これは数字の『223』を“つつみ”と読む語呂合わせからです。
■杏樹の感想
私は風呂敷が好きで、いろいろな物の使い方も勉強しました。
お土産や贈り物を持って行く時に、ちょっと素敵な柄の風呂敷に“あえて”包んで、そのままプレゼントするのってどうかな・・・と思います。
私の場合、そうされたら凄く嬉しいです。
風呂敷の良さや便利さが、もっと世の中に伝わったらなぁ・・・
そんな風に感じた1週間でした。
(2016/12/16放送分より)
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