あのCM美少女“ヤオ・アイニン”が恋愛未体験?『恋愛奇譚集』【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第149回】

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さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、2月4日から公開となった『恋愛奇譚集』を掘り起こします。

台湾の新星ヤオ・アイニン初主演で贈る、恋愛群像ドラマ

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台湾から交換留学生として天栄村の高校へやって来たユーウェン。
「感情は一瞬で変わるから、恋愛することはバカバカしい」と思っている彼女は、異国の地で言葉が思うように伝わらないもどかしさを感じながらも、ホームステイ先やクラスの仲間たちとの日々を過ごしていた。

そんなある日、通学路の田んぼの真ん中で、赤いコートを着たユリという謎の少女に出会う。
ユーウェンの話す中国語を理解するユリは、どうやら他人にはその姿が見えないらしい。
ユリが幽霊だということに気付いたユーウェンは、ユリには哀しい過去があることを知る…。

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米畑が広がる福島県天栄村を舞台に、台湾からの留学生が周囲の人々との交流を通して成長していく様を描いた恋愛群像劇。
本作で初主演を飾るのは、日本でもモデルとして雑誌やCMなどで活躍する、台湾の女優ヤオ・アイニン。
共演に天栄村出身の実力派俳優 和田聰宏、福田麻由子、さらに前野朋哉、中島歩、山本浩司、水橋研二、康すおんなど、映画ファン必見の俳優陣が顔をそろえています。

監督は、思春期の少女の揺れ動く感情を描く作品を得意とする倉本雷大。
「人の心は移ろいやすいもの」と恋愛を信じない少女が、誰かを愛する痛みや喜びを享受するまでの過程を繊細に映し出しています。

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近年ますます注目を集める、田舎暮らし。
地方移住を推進する地方自治体も多く、天栄村でもこれまで様々な移住支援策を実施してきました。

ご縁あって、私も過去に何度か天栄村を訪れ、その移住支援策にまつわるイベントのお手伝いをさせていただいたことがあります。
なので、2011年の東日本大震災以降、これまで順調だった移住支援策や福島県が奨める定住・二地域居住の推進策がどうなっているのか…、個人的に気になるときもありました。
心癒される穏やかな風景が印象的な、とてもステキな場所なんですよ。
夜になると空いっぱいに星がまたたき、いつまでも眺めていたことを思い出します。

本作は「天栄村、そしてふくしまの現在の姿を伝える」という意味でも、一翼を担う映画になっています。

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人間の抱える普遍的な寂しさや胸を締めつけるような懐かしさを色鮮やかに描いた本作。
どこかウォン・カーウァイ作品を観たときのようなノスタルジックな味わいも魅力的です。

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恋愛奇譚集
2017年2月4日から新宿シネマカリテ、フォーラム福島ほか全国順次公開
監督:倉本雷大
出演:ヤオ・アイニン、和田聰宏、内田慈、福田麻由子、柳俊太郎、遠藤新菜、前野朋哉、潮みか、若林瑠海、中島歩、山本浩司、水橋研二、康すおん ほか
©2017「恋愛奇譚集」フィルムパートナーズ
公式サイト http://renaikitan.com

八雲ふみね,しゃベルシネマ

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