お守りは“買う”ものではなく”受ける”もの【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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意外と知らないお守りの基礎知識

神社やお寺にお参りに行かれた時、お守りを頂いて帰る方、いらっしゃるかと思います。
今週は『お守り』についてお話したいと思います。

『お守り』とは

『お守り』を辞書で調べると“身につけていると、命に関わるような災難を逃れることが出来る・・と信じられているもの。特に神社やお寺の守り札”とあります。
他にも“身に付けることで、神様のお力で身を守って頂く”あるいは“願いを叶えて頂く・・という祈りを込めて、それぞれの神社やお寺で、お祓いをしたもの”ともあります。
そんなお守りですが、“持ち主の身代わり”でもあるので、“持ち主に降りかかる災い”を代わりに受けてくれるそうです。

神社のお守りとお寺にあるお守りの違い

同じお守りでも『神社にあるお守り』と『お寺にあるお守り』では実は違いがあるそうです。
そもそも『神社』は“神様が祀られている所”、それに対して『お寺』は“仏様が祀られている所”です。
そのため『神社のお守り』には“神様のお心”が宿っているのに対し、『お寺のお守り』は“仏様への祈りの結晶”だそうです。

数え方は『一体、二体』

いずれにしても、神社やお寺のお守りには神様や仏様のお心が宿っていらっしゃいますので、お守りを数える時は“1つ、2つ”ではなく、“一体、二体・・”と数えるのが正しいそうです。

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2016年12月23日 商売繁盛の神様・えびす様を祭る総本社・西宮神社(兵庫県西宮市)で研修会が開かれた。福笹やお守りの授与の仕方、心得や作法などを学び、本番に向けて準備は万端。 写真提供:時事通信

『お守りを買う』という言い方は間違い!?

『買う』ではなく『受ける』

神社やお寺にお参りに行った時、“お守り、買って来るネ!”と言ったりすること、あるかと思いますが、これは間違いです。
お守りはそこに宿っていらっしゃる、神様や仏様からご利益を授けて頂くものです。
ですので、お守りは“買う”ものではなく“受ける”というそうです。
“お守りを受ける所”は“授与所”と呼びます。
授与所の巫女さん達も、お守りを渡す時は“どうぞお納め下さい”といった言い方になります。

(2017/2/6放送分より)

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