“一休さん”も『マフラー』を使っていた?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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今週は『マフラー』のお話をしています。
今朝は『マフラーの歴史』についてです。

マフラーがいつ頃から使われるようになったのか、ハッキリしたことは分かっていないそうです。
そんな中、15世紀にヨーロッパで、女性が顔の下の部分を覆っていた、四角い白い布のことを『マフラー』と呼んでいたそうです。

その後、18世紀の終わりの頃、“女性用の四角い白い布”の『マフラー』は“黒い布でアゴから首に巻き付ける”という現在のスタイルに近いものになったそうです。
このようにマフラーは、本来“女性の顔を覆うための布”でそれが時代とともに変化して、現在では“寒さを防ぐもの”として使われるようになったそうです。

日本では古くから“首周りを保護するもの”として『頭巾』や『手ぬぐい』が使われていたそうです。
室町時代の1461年には“とんち”で有名な“一休さん”が詠んだ歌に『襟巻の、暖かそうな・・』という言葉が登場しているそうです。
『襟巻き』とはマフラーのことですが、このことから室町時代に既に“寒さを防ぐもの”としてマフラーが使われていたことになります。

江戸時代になると、寒い時は“絹で出来た薄い生地”のものを首に巻いていたそうです。
そんなところから『首巻き』と呼ばれていたそうです。
その後、明治時代になると、外国から肩掛けの『ショール』が入って来るようになって、さらに1873年(明治6年)には、毛皮で作られた襟巻き(マフラー)が、初めて発売されたそうです。

その後も、襟巻き(マフラー)は寒さを防ぐものとして広まっていったそうです。

(2017/2/2放送分より)

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