今週は『指輪』のお話をしています。
今朝も昨日に続いて『婚約指輪と結婚指輪』についてです。
婚約指輪にはよく『ダイヤモンド』が使われていますが、ダイヤモンドは、とてもキレイな輝きを持っています。
さらに天然の鉱物の中で、最も硬いことから『不屈の精神』『永遠の絆』、『約束』を表しています。
そんなところから“永遠に続く愛のシンボル”として、ダイヤモンドが婚約指輪に使われるそうです。
“ダイヤモンドの婚約指輪”が、世界で初めて登場したのは15世紀。
ヨーロッパにあった『ブルゴーニュ公国』のマリー王女と、ハプスブルグ家の、マクシミリアン王子の婚約の時に、ダイヤモンドの指輪が使われたそうです。
これは王子のアドバイザー的な存在の方が、“婚礼の際、殿下はダイヤモンドのついた指輪と金の指輪をお持ちになるように・・”とアドバイスしたのがキッカケだそうです。
その後、王族の結婚では、ダイヤモンドの指輪を贈ることが大切な儀式になったそうです。
日本で結婚指輪を交換する習慣が始まったのは、明治時代になってからですが、一般的になったのは戦後だそうです。
婚約指輪を贈る習慣が一般的になったのも、同じく戦後で結納品の1つとして、指輪が贈られるようになったそうです。
当時の婚約指輪はダイヤモンドではなく、真珠や相手の方の誕生石で作られた指輪だったそうです。
“婚約指輪=ダイヤモンド”のイメージが確立されたのは1970年代頃で、宝石会社のキャンペーンコマーシャルがキッカケとされています。
『婚約指輪は給料の3ヶ月分』と言われるようになったのも、当時のCMの影響だそうです。
(2017/1/26放送分より)
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