婚約指輪はなぜ左手の薬指なのでしょう?【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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今週は『指輪』のお話をしています。
今朝は『婚約指輪と結婚指輪』についてです。

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『婚約指輪(エンゲージリング)』はプロポーズの時、愛する気持ちを伝えるために、男性が女性に贈る指輪のことです。
そんな“婚約指輪を贈る習慣”が生まれたのは、紀元前の古代ローマ時代だと言われています。

一説には、当時の結婚は“お金で奥さんになる女性を買う”という“売買婚”というのが一般的だったそうです。
その代金を支払った証拠として、指輪を女性のお父さんに渡していたそうです。
他にも当時、“力”の象徴である『鉄』で出来たリングを“婚約の印”として使っていた・・という説もあるそうです。
その後、婚約指輪は現在のように“結婚によって、永遠の愛や夫婦の絆を象徴するもの”に変わっていったそうです。

それに対して『結婚指輪(マリッジリング)』は、結婚の証として、男性・女性がそれぞれ着けるペアリングのことです。結婚式の際に交換するのが、一般的です。

11世紀の文献には『花婿には鉄の指輪を、花嫁には金の指輪を交換している』という記録があるそうです。
さらにこの当時、教会が結婚指輪に祝福を与えるようになって、同時に、結婚指輪を左手の薬指にする習慣が生まれたそうです。
当時、左手の薬指は“愛情の静脈”と呼ばれていて、左手の薬指の血管は、心臓と直接繋がっている!と考えられていたそうです。

こうしたことから左手の薬指は“命に一番近い指”として、“神様への聖なる誓いの指”とされていました。
それ以降、結婚指輪を左手の薬指にするようになったそうです。

(2017/1/25放送分より)

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