昔の洗濯機はローラーに洗濯物を挟んで脱水してました【鈴木杏樹のいってらっしゃい】

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洗濯機(w680)

(左)ローラーに洗濯物を挟んで脱水する昭和30~40年ごろの電気洗濯機(群馬県立歴史博物館)/(右)脱水も自動化できるようになった昭和53年ごろの2槽式電気洗濯機(群馬県立歴史博物館)写真提供:時事通信

洗濯機の歴史

昔の洗濯機は『絞り付き機能付き』

1954年(昭和29年)『三洋電機』さんが“絞り付き機能の洗濯機”を発売しました。
この“絞り付き機能”ですが、私は知らなかったのですが、周りには知っている方、実際に使っていた方が結構いらっしゃって・・・
写真を見ながらお話を聞いたところ、洗い上がった洗濯物を2本のゴムのローラーの間に通して、ハンドルを回すと脱水が出来て、しかも洗濯物がピン!となった状態で出て来るそうです。

『二槽式洗濯機』の誕生

その後、洗濯機はどんどん進化していって、先程のローラー式の“絞り付き機能”に代わって、遠心力を使った脱水機能ですとか、洗う所と脱水する所が別々になった“二槽式洗濯機”が誕生しました。
この時は洗い上がった洗濯物を、脱水槽に移し替える手間が必要でしたが、その後は現在のように、洗濯から脱水まで自動でやってくれる“全自動洗濯機”が誕生して、主婦の方の負担も大幅に減少されました。

1970年代からどんどん進化

1970年代後半になると、マイコンが使われるようになって洗濯物の種類や素材によって、様々な洗濯コースを選べるようになりました。
1987年(昭和62年)には、洗濯機と衣類乾燥機が一体になった“乾燥機付き全自動洗濯機”が誕生しました。
また、この時代になると“共働き”のご家庭がどんどん増えて、夜、お洗濯をするご家庭が目立つようになりました。
そこで夜、洗濯機を動かしてもご近所に迷惑にならないように、音の静かな洗濯機が開発されて、人気となりました。

そして現在では“洗える容量が従来よりも大きいもの”や洗濯から脱水・乾燥までが一体化した“洗濯乾燥機”が人気となってさらに進化を続けています。

(2017/3/1放送分より)

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