ざんねんないきもの事典~動物の残念な進化とは?【ひでたけのやじうま好奇心】

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さ、私も動物は好きなんですが、お孫さんや、お子さんと動物園に行く方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、けさは、「動物園に行く時に、ちょっと自慢出来るウンチク」をご紹介します。

ざんねんないきもの事典

協力して下さったのは、発行30万部を突破した大ヒット中の児童書
「おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典」を発行した高橋書店。
この本は、動物学者・今泉忠明さんが監修した動物のちょっとお間抜けな弱点をイラスト入りで、取り上げています。

ゴリラ

では、早速ですが、動物のちょっと残念な進化、ポイントをご紹介します。
まずは、ゴリラです。『ゴリラは知能が発達し過ぎて、お腹が弱い』
ゴリラはいかつい見た目とは裏腹に、実は繊細な生き物。
知能が高いので、身の危険を感じると、多少の怒りは我慢してしまうそうです。
そのため、ストレスが溜まると、ワキの下がクサくなったり、おなかをこわしてしまうそうです。「心が豆腐のようにもろい」。
人間でもいますよね。

パンダ

続いて、動物園で人気者のパンダ。
パンダが笹を食べている姿は夢がありますが、
『パンダが食べている笹の葉には、ほとんど栄養がない』。
実はササは栄養が少なく、消化しづらい食べ物だそうです。
では、何で笹を食べているのか?
それは、大昔に生存競争に敗れたからなんです。
パンダはクマの仲間ですが、他の熊などに住む場所を追われて、笹ぐらいしか生えない高い山で暮らすはめになってしまいました。
つまり、熊の中で強くなかったパンダは仕方なく、消化の悪い笹を食べているという事なんです。

かわって、凶暴なイメージのあるワニです。
「ワニが口を開く力は、おじいちゃんの握力に負ける」。
動物の中で最も噛む力が強いと言われているのが大きさ6メートル以上の「イリエワニ」。
ワニがかみつく力は半端じゃなく強く、口だけで小型トラックぐらいの重さのものをかける事が出来るので、大抵のものは噛み砕いてしまいます。
しかし、その反面、口を開ける力は30キロほど。
一般的なおじいちゃんの握力にも負けてしまうそうです。
何かお金を使うのが得意だけど、貯めるのは苦手な人みたいですよね。

カバ

続いて、動物屈指の強さとも言われるカバ!
『カバのお肌は人間の赤ちゃんよりも超弱い』
カバは象やサイにもケンカを売る事があるほど、強い動物なんですが、日中は川や沼に浸かっているので、肌は日光に超弱いそうです。
太陽の光を浴びただけで、ひび割れて、ヤケドのような状態になってしまうとか。
だから、カバは沼から目や鼻だけ出しているのかもしれません。

続いて、鳥にいきましょう。キツツキです。
「キツツキは、頭にクルマが衝突したくらいの衝撃を受けている」
キツツキと言えば、くちばしをコンコンと木に打ち付けて、穴を開ける事で知られています。
1秒間に20回もつっつくそうです。
かなりの猛スピードなんですが、この時に頭にかかる力は重力の千倍。
人間で言うと、頭にトラックがぶつかった時と
同じくらいの衝撃だという事です。
ただ、脳が小さいので、致命的なダメージを受けないと言われています。

最後は、動物園に行く予定がない人向けに、虫の話!
家で時々、見掛けるカメムシです!
「カメムシは自分のニオイがキツ過ぎて、気絶する」
カメムシは敵に襲われると、足の付け根から強烈なにおいを放つ液体を発射して、敵を撃退します。ただ、クサいだけでなく、においのもとになるアルデヒドと呼ばれる化学物質には毒性があるんです。
そのため、狭い容器にカメムシを閉じ込めて、刺激すると、カメムシは自分が出した液体のにおいにやられて、気絶してしまう事もあるそうです。(かわいそうですから真似しない下さいね)

この他にも今、子供達に人気の児童書「ざんねんないきもの事典」には
「チーターはスピードに特化し過ぎて、肉食動物なのに超弱い」
「マグロは24時間泳ぎ続けないと、窒息する」
「イルカは眠ると、溺れる」
「コアラはユーカリに含まれる猛毒のせいで1日中寝ている」
「ダチョウは脳みそが目玉よりも小さい」など、

何で、こうなっちゃったの!?という
進化の過程で失った動物の残念な特徴が満載です。

高橋書店の「ざんねんないきもの事典」。
お孫さんやお子さんへのプレゼントにもいいかもしれません。

5月5日(金・祝) 高嶋ひでたけのあさラジ!三菱電機プレゼンツ・ひでたけのやじうま好奇心」より

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

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