『森永ミルクキャラメル』の歴史
日本で最初のキャラメル
最初は缶入りだった
1913年(大正2年)、日本で最初のキャラメル『森永ミルクキャラメル』が発売されました。
『森永ミルクキャラメル』と聴くと“黄色い箱”を思い浮かべる方、いらっしゃるかと思います。
実は発売当初は“黄色い箱”ではなく“細かい模様が印刷された缶の容器”でした。
キャラメルを気楽に持ち歩いて、いつでもどこでも食べられるように・・と10粒入りで売られていました。
ところがこの缶の容器だと、コストが掛かってしまうため、それに代わる容器が必要でした。
1914年に紙の容器が誕生
そしていろいろ考えた結果、1914年(大正3年)紙の箱で出来た容器が誕生しました。
まさに私達がイメージする、あのキャラメルの箱です。
ポケットに入るサイズで、この年の『大正博覧会』でお土産用に売り出したところ、大変な人気となったそうです。
パッケージに書かれている2つの言葉
『滋養豊富』と『風味絶佳』
この『森永ミルクキャラメル』の黄色い箱のパッケージには『滋養豊富(じようほうふ)』と『風味絶佳(ふうみぜっか)』の2つの言葉が書かれています。
これは創業者・森永太一郎さんの『美味しくて栄養価の高いキャラメルを、世界中の子ども達に食べさせたい』という、強い想いの表れだそうです。
この言葉は今も『森永製菓』の社員の皆さんが大切にされているそうです。
(2017/6/7放送分より)
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