戦時中の1943年(昭和18年)、日本で初めての長編アニメーション映画『桃太郎の海鷲』が。
さらにその2年後、同じく戦時中の1945年(昭和20年)には続編ともいえる『桃太郎 海の神兵(しんぺい)』が公開されました。
やがて時代は戦後を迎えて、1953年(昭和28年)にはテレビ放送が始まりました。
それと共に、番組内のコーナーでアニメを使用する番組が作られるようになりました。
1958年(昭和33年)に、日本で初めてのテレビアニメ『もぐらのアバンチュール』の放映が始まりました。
この作品は日本で初めての国産カラーテレビのアニメでもあります。
さらにこの年、日本で初めての長編カラー・アニメ映画『白蛇伝(はくじゃでん)』が公開されました。
参考までに、世界で初めての長編カラー・アニメ映画はディズニーの『白雪姫』で、1937年に公開されました。
日本よりも20年以上も早いです。
その後、日本のアニメはどんどん進化していきます。
1963年には世界で初めての”毎週放送の本格的テレビアニメ”『鉄腕アトム』の放送が始まりました。この時はまだモノクロでした。
この『鉄腕アトム』をキッカケに、アニメブームが起こって、さらにアメリカでも『ASTRO BOY』の名前で放映されるようになりました。
(2017/6/1放送分より)
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