日本最古の噴水があるのは…なんと金沢市!
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日本の噴水の歴史
日本最古の噴水は金沢市の兼六園にある
幕末の1861年に造られた
古代の頃から噴水の存在が確認されていますが、日本最古の噴水は、石川県金沢市の兼六園の噴水と言われています。
この噴水は幕末の1861年、当時の加賀藩主が金沢城の二ノ丸に、お水を引くために造らせたものと伝えられているそうです。
自然の水圧で噴き上がっている
この噴水は兼六園にあります『霞ヶ池(かすみがいけ)』から地下を通って水を引き込んでいます。
この池は噴水よりも高い所にあるため、池の水面との高低差を利用した、自然の水圧で噴き上がっています。
ですので、動力を使っていません。
噴き上がる水の高さは約3.5mあります。
この時代に、既に水を通す管を作ったり、それを池の中に埋める技術があった・・ということです。
ほかの説も
この兼六園の噴水よりも前、17世紀に京都の『仙洞御所(せんとうごしょ)』に噴水があった・・という説もあるそうです。
日本初の本格的な噴水は
1877年の上野公園で開催された第1回博覧会
その後、1877年(明治10年)8月21日、東京・上野公園で第1回博覧会が開催されました。
この時、人工の池と一緒に当時の最新の技術によって、日本で初めての、本格的な噴水が造られました。
この噴水は“博覧会のシンボル”として、注目を集めました。
それを記念して、8月21日は『噴水の日』となりました。
兼六園の噴水
上野公園の噴水
(2017/9/26放送分より)
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