スティーヴン・ソダーバーグ監督、映画界復帰作で本領発揮!『ローガン・ラッキー』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第311回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、11月18日公開の『ローガン・ラッキー』を掘り起こします。


大ドンデン返しのクライム・エンターテインメント


名匠スティーヴン・ソダーバーグ監督が2013年に映画界引退を発表、活躍の場をテレビ界に移したことは、当時、センセーショナルなニュースとして世界中を駆け巡りました。

しかしそのソダーバーグ監督が4年ぶりに映画界に復帰するというニュースもまた、映画ファンの胸をおおいに高鳴らせたものです。彼が“映画監督引退”を撤回してまで撮りたかった映画、『ローガン・ラッキー』がついに日本公開です!


脚が不自由で仕事を失い、家族にも逃げられて失意の人生を送る炭坑夫のジミー・ローガン。彼は人生を一変させようと、ある犯罪計画を練っていた。それは、アメリカ最大のモーターカーイベント「NASCAR」が開催されるサーキット場の金庫から、大金を強奪するというもの。

戦争で片腕を失った元軍人でバーテンダーの弟クライドと、美容師でカーマニアの妹メリーを仲間に加えたジミー。しかもその計画には爆破のプロで服役中のジョー・バングを脱獄させて金庫を爆破し、再び彼を獄中に戻すという大胆不敵な作戦も含まれていた。

全米犯罪史上最も驚くべき強盗事件は、順調に進んでいるかのように見えたが…。


ストーリーを読むと、映画好きの方ならピンとくるのではないでしょうか。そう、ダニー・オーシャンとその仲間たちの華麗な強盗劇を描き世界的大ヒットを記録した『オーシャンズ』シリーズと趣きが似ているのですが、今作で描かれるジミーたちのチームには、お金も最新技術もない。そういった意味では『オーシャンズ』の真逆をいく設定とも言えるでしょう。

『マジック・マイク』以来ソダーバーグ監督とタッグを組むチャニング・テイタム、『スターウォーズ:最後のジェダイ』の公開も待ち遠しいアダム・ドライバー、エルヴィス・プレスリーの孫娘ライリー・キーオ。そしてジョー役には、『007』シリーズのジェームズ・ボンドことダニエル・クレイグ。スティーヴン・ソダーバーグの映画界復帰をお祝いするかのように、ハリウッドを代表する豪華な面々が集結しました。


ドンデン返しに次ぐドンデン返しの一発逆転&一攫千金クライム・アクション。

作品が持つテイストはB級映画的であれど、クセのあるキャラクターたちを嬉々として演じる人気俳優たちのキレッキレの演技にチープ感はいっさいなく、むしろ作品全体が華やかなものに。それでいて、コミカルで肩肘張らずに楽しめる娯楽映画です。


ローガン・ラッキー
2017年11月18日からTOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー
監督:スティーヴン・ソダーバーグ
出演:チャニング・テイタム、アダム・ドライバー、ダニエル・クレイグ、ヒラリー・スワンク、ライリー・キーオ ほか
©2017 Incarcerated Industries Inc. All Rights Reserved.
公式サイト http://www.logan-lucky.jp/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/

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