意外と最近? 成人式のはじまりと長い袖の意味
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指折り数えてやっと大人になって、成人式は感慨深くてくすぐったい気持ちに包まれます。色とりどりの振袖姿やどんちゃん騒ぎがニュースを賑わすこの季節。時代の流れは速くても文化はよりスタイリッシュになって根付いていきます。特に成人式は人生で一度きりの一大イベント。さぞかし古来からの儀式なのかと思いきや、今のスタイルになったのは比較的最近です。
意外と最近? 成人式のはじまりと長い袖の意味
昨今の成人式のルーツは戦後間もない「青年祭」。1946年(昭和21年)11月22日、埼玉県北足立郡蕨町(現:蕨市)で開催されました。敗戦により意気消沈した若者を励ますために行われました。そこでの「成年式」が全国に広まり現代の「成人式」となりました。
成人式ではスーツや晴れ着姿で出席するのが通例となっています。特に振り袖はこの季節の風物詩のように、家族だけではなく目にする人を幸せな気持ちにさせてくれます。振り袖は未婚の女性が着る最も格式高い着物。その長い袖には華やかなだけではない意味があります。女性は19歳が厄年にあたることから、袖で厄を払い幸せを引き寄せてほしいという願いが込められているのです。
どんなかたちであれ、成人する瞬間は一生に一度。思い思いにその喜びを味わっていただきたいです。
成人の日。振袖姿の3人の女性が、小学校の校門の前で記念撮影をしているのを見かけました。華やかでいいですね。思わずこちらも微笑んでしまいました。
千葉県内では、今年6万2,988人が成人式を迎えました。最も多いのが千葉市で9,757人、次いで船橋市の6,288人となっています。6日から今日8日にかけて各地で成人式が行われていますが、ニュースにもあった浦安市の東京ディズニーランドは有名ですよね。鴨川市は鴨川シーワールドが会場となったんですが、国内で初めて水族館で繁殖に成功したシャチの「ラビー」もめでたく20歳を迎え、市長から「成人証書」が贈られたそうです。
新成人のみなさん、おめでとうございます。これからは、大人の自覚をもって、夢に向かってがんばってくださいね。
【ハロー千葉】