前厚生労働大臣 塩崎恭久衆議院議員『児童虐待で命を奪われる子供の年齢の割合。0歳児が4割』その背景に何があるのか?

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前厚生労働大臣 塩崎恭久衆議院議員『児童虐待で命を奪われる子供の年齢の割合。0歳児が4割』その背景に何があるのか?

2月25日(日)放送のラジオ番組『すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト』に、前厚生労働大臣 塩崎恭久衆議院議員がゲストとして登場。『児童虐待で命を奪われる子供の年齢の割合。0歳児が4割』。と発言。そこにはどんな社会的背景があるのか? また国はどのような対策を講じるべきなのか? 塩崎さんにお伺いしました。

自見)児童虐待。そもそもどのような問題点があるのですか?

塩崎)親は子供を愛しているはず。また子供も親を愛しているはず。なのになぜ、虐待が起きてしまうのか? 色々な要素はあります。社会の病んでいる部分が親に、そして子供に集中的に表れてしまっているのではないかな? と、思われることがひとつ。
それとやはり核家族が進んでしまった。昔は、おじいちゃん、おばあちゃんに相談していた。親に怒られても、おじいちゃんおじいちゃんが子供を守っていた。

淵澤)よく(子供の頃)おじいちゃん、おばあちゃんのところに逃げていました。

塩崎)でも今は、お母さんと子供など、1対1なんです。実は、児童虐待で命を奪われる子供、0歳児が4割ぐらいなんです。

自見)そんなに・・・

塩崎)それも初日と言うのが、けっこうある。昔は、妊娠したらおばあちゃんに色々な悩みを相談して徐々にお母さんになっていった。でも今は、たったひとりでお母さん(になる)。妊娠して不安になっても、誰にも相談できない。そして子供が生まれ、孤独の中で、虐待をしてしまう。

自見)はい。

塩崎)だから妊娠したと、わかった時点からのサポートがとても大事になります。昔のように家族的にやろうとしてもダメ。社会全体でやらないと。そのための施設として、日本版ネウボラ「子育て支援センター」が全国に1千か所ぐらいありますが、もっと、もっと作っていかなければいけない。

自見)そうですね。

塩崎)また、働くお母さんが働きづらい。子育てしづらい。そんな環境も、児童虐待の原因になると思います。そこには、男性の子育て参加の欠如の問題もあります。

自見 淵澤)はい!!

塩崎)社会で子供たちを育てる。それをどうやって制度化していくのか、これから、しっかりやらないといけないと思います。

『社会全体で子育てをしていく』。このことについて塩崎さんは「家庭と里親制度。そしてなんといっても中核は児童相談所。ベテランの人をしっかり育成し、より専門性を高めたい」と語りました。

すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト
FM93AM1242ニッポン放送 毎週日曜 6:04~6:13

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この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)

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