銀行での送金手数料がタダになる?~ブロックチェーン技術を使った送金システムとは?

By -  公開:  更新:

3/12(月)FM93AM1242ニッポン放送『高嶋ひでたけのあさラジ!』今日の聴きどころ!①

61行でつくる銀行連合が発表
6:32~ニュースやじうま総研!ズバリ言わせて!:コメンテーター須田慎一郎(経済ジャーナリスト)

銀行連合が新たな送金サービスを発表

61の銀行でつくる銀行連合が、ブロックチェーン技術を使った送金サービスを始めると発表。従来の銀行振込手数料より大幅に安くなり、スマートフォンでいつでも即時送金が可能になるという。ブロックチェーン技術とはどのようなものなのか、また、問題はないのだろうか。

高嶋)メガバンクや地方銀行など、61行でつくる銀行連合が、ブロックチェーン技術を使った送金サービスを夏にも始めると発表しましたということです。銀行から送金したりすると手数料をけっこう取られますよね。

須田)批判が強いですよね。

高嶋)銀行が危機感を持っているのはよく分かりますが、このブロックチェーン技術を使った送金サービスというのはどういうものですか?

須田)今までの銀行のシステムというのは、他のシステムもそうなのですが、真ん中に大きいホストコンピューターというのを置きまして、各銀行のシステムがホストコンピューターに接続する形でいろいろな、送金をはじめてとしたデータのやり取りするという仕組みでした。

高嶋)よくそういう図を見ますよね。

須田)ところがこのブロックチェーンには、そのホストコンピューターが無いのですよ。相互の銀行同士のコンピューターを直接結びましてね、クモの巣のようにデータをやり取りしましょうと。どっか中心を通るのではなく、必要に応じて銀行間でデータをやり取りしますよと。そういう仕組みがブロックチェーンです。

従来のシステムよりもコストを抑えられる

高嶋)今流行りの仮想通貨なんかもそうですよね?

須田)仰る通りです。仮想通貨も同じような仕組みが取られています。実はホストコンピューターを設置する投資のお金、あるいは維持するお金、結構コスト掛かります。だから銀行送金手数料が高くなっていく傾向がある。そこで、既にある相互のコンピューターをインターネット回線を通じて、そのまま結んでいけば手数料が安く済む。コストが掛かんないということですからね。

高嶋)その技術は分かりましたけど、Apple PayとかLINE Pay、あれは手数料掛からないですよね?

須田)掛からないです。特に800万人が利用していると言われているLINE Pay、これについては手数料ゼロで物を買ったりすることができる。

高嶋)銀行だったら、同じことやっても手数料取るでしょ。

須田)ええ。ですからそれに対抗するために、銀行連合の61行の中の何行かは手数料ゼロでやろうとしています。手数料ゼロにしなければLINE Payなどに持ってかれちゃうぞという危機感があるのですね。

高嶋)それは対抗できませんよね。

ブロックチェーンの問題点

須田)ただ、問題が1つあるのですよ。これあまり言いたくありませんが、セキュリティシステムが脆弱、甘い。
先だってコインチェックの資金流出事件が起こりましたよね。ああいうハッキングに対して非常に弱いのですね。対抗策として、大きな金額を送金するとハッキングにあったときの被害が大きいので、1回の送金の上限額は3万円、1日にトータルで10万円までにしようということです。

高嶋)日常のお小遣い程度のお金のやり取りは銀行を使ってくださいと。そしたらハッキングにも遭わずに大丈夫ですよと。大きな金額はよそうと。

須田)大きい金額については、既存の銀行システムを使うということだと思いますけどね。

高嶋)正直言うと銀行も辛いですね。

須田)大変ですね。最近はお金預かって貸すという「利ざやビジネス」が儲からないものですから、「手数料ビジネス」に入ってきたら手数料ゼロのライバル出てきて、こちらでも頭叩かれてるという。

高嶋ひでたけのあさラジ!
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 6:00~8:00

Page top