意外と間違いやすい『ネジ山』の正体
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『ネジ』の定義
『ネジ』を辞書で調べると、“丸い筒の表面に螺旋状に溝を掘ったもの”とあります。
さらに“ネジの頭の形状には『六角』や『四角』、『丸』、『皿』など、多くのものが使われている。この頭部には、レンチやドライバーで、ネジを回すための窪みがある”と説明しています。
ネジ山とは
そんな『ネジの定義』に、“『ネジ山』を持った丸い筒、または円すい全体のことを『ネジ』とする”というのがあります。
この『ネジ山』のことを“ドライバーなどを差し込んでクルクルと回す部分、プラスやマイナスの穴がある部分”と思われている方、いらっしゃるそうですが、間違いです。
『ネジ山』とは、プラスやマイナスの穴の開いた部分の下、螺旋状のギザギザした、突き出した部分のことです。
『雄ねじ』と『雌ねじ』とは
同じ『ネジ』でも『雄(お)ねじ』と『雌(め)ねじ』があります。
『雄ねじ』とは“丸い筒や円すいの側面に、螺旋状の溝が入っているモノ”で、それに対して『雌ねじ』とは“内側に溝がある筒状のモノ”のことです。
具体例を挙げますと、いわゆる『ボルト』は『雄ねじ』で、『ナット』は『雌ねじ』です。
『ビス』と呼ばれるモノは、『小さい雄ねじ』のことです。
一般的に『ボルト』は“頭の形が六角型のモノ”を指しますが中には四角や平たいモノ、丸いモノもあります。
『ナット』にも『ボルト』と同じように、四角や丸などがあります。
(2018年3月26日放送分より)
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