凍結した池の中から鼻だけ突き出して冬眠するワニ
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※この記事は2018年に書かれたものです
ワニの冬眠
気温20℃を下回ると冬眠する
爬虫類の中で最も大きく、“水際の王者”と言われるのが『ワニ』です。
熱帯や亜熱帯地方に生息しています。
気温が20℃を下回ると、冬眠してしまいます。
このため、冬の気温が20℃を下回る地域にあるワニの養殖場では温度が20℃以上になるように設定しているそうです。
凍った池から鼻だけ出す!?
そんな中、今年1月。激しい寒波に見舞われたアメリカ南部ノースカロライナ州にある、野生の動物公園では、ワニの珍しい光景が見られました。
それはワニが凍結した池の中から、鼻だけ突き出して冬眠しているシーンです。
これを発見した職員さんは、遠くからこの光景を見た時、木の根っこの部分が、突き出ているのかと思ったそうです。
ところが近づいてみると歯が見えたので、ワニだと分かってビックリしたそうです。
これは厳しい寒さに対応するための、ワニならでは知恵で、ワニにとっては自然なことだそうです。
鼻だけ突き出すのは呼吸するため
凍った池の表面に鼻を突き出すことで、呼吸が出来るそうです。
こうすることで冬眠と同じような状態になって、代謝が低下して、エネルギーの消費が少なくなるそうです。
気温が上昇すれば、ワニはまた元気に活動を始めます。
(2018年3月19日放送分より)
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