『長崎皿うどん』にはなんと2つの種類がある

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長崎の『皿うどん』は2種類ある

『皿うどん』とは

長崎地方の名物料理のひとつに、『皿うどん』があります。
辞書で調べると“中華の麺を油で揚げるか、炒めてから皿に盛ってカマボコやモヤシ、ハクサイ、豚肉などの具を炒めてそこにスープを入れて、塩やコショウ、醤油などで調味して、水溶き片栗粉でとろみをつけて、麺にかける”とあります。
これを聞く限り、『あんかけ焼きそば』と同じものに思えますが『長崎皿うどん』には2つの種類があるそうです。

2種類の見分け方

1つは『ちゃんぽん麺を使った、柔らかい太い麺の皿うどん』、もう1つは『細い麺を揚げた、バリバリの皿うどん』です。どちらもあんかけになっています。

皿うどんは『汁のないちゃんぽん』

『ちゃんぽん』も『皿うどん』と同じように長崎の名物料理ですが、中華そばをうどんのように太めに作った麺で作られます。
実は『皿うどん』は『ちゃんぽん』が変化したもので、本来は“汁のないちゃんぽん”のことを指すそうです。

『細い麺の皿うどん』より『太い麺の皿うどん』の方が早く誕生

『長崎皿うどん=バリバリの揚げた細い麺』のイメージをお持ちの方、いらっしゃるかも知れませんが、歴史的には『細い麺の皿うどん』は『太い麺の皿うどん』よりも後に誕生したそうです。
また『太い麺の皿うどん』の場合、『ちゃんぽん』の具とスープがベースになっています。
鳥ガラスープと薄口醤油、砂糖が使われていて、頂く時にはソースをかけます。
餡には『キャベツ』が入っていて、『ハクサイ』は使いません。

『かた焼きそば』との違いとは

『細い麺の皿うどん』は『あんかけ焼きそば』の一種

一般の『かた焼きそば』の餡は、中華料理の八宝菜や五目旨煮が味のベースで、『キャベツ』ではなく、『ハクサイ』が使われます。
結論としましては、『あんかけ焼きそば』のジャンルの中に『細い麺を揚げた、バリバリタイプの皿うどん』が入るそうです。

(2018年5月24日放送分より)

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