東日本と西日本でこんなに違う焼きそばのレシピ

By -  公開:  更新:

東日本と西日本でこんなに違う焼きそばのレシピ

1935年(昭和10年)頃、東京の浅草には『浅草焼きそば』とも呼ばれる『ソース味の焼きそば』がありましたが、それとは別に、戦後になって『ソース味の焼きそば』が誕生した・・・という説もあるそうです。

『焼きそば』のルーツである、中国の『炒麺』の味付けが塩味や醤油味が中心だったこともあって、日本でも同じような味付けだったそうです。

ところが終戦直後で、食糧不足の時代ですから、麺を作るのに使う小麦粉を手に入れるのは大変で、しかも高価だったそうです。そこで麺の少なさを、キャベツをたくさん加えることでカバーしようと考えました。ところが、キャベツの水分で味が薄まってしまうため、それを補うために、ソースが使われるようになって『ソース味の焼きそば』、つまり『ソース焼きそば』が誕生した・・・とも考えられるそうです。

そんな『ソース焼きそば』ですが、東日本と西日本では大きな違いがあるそうです。例えば東日本の場合、『蒸した麺』と『酸味が効いてピリッとしたソース』を使う所が多いのに対して、西日本の場合、『茹でた麺』と『やや甘口のソース』を使う所が多いそうです。

モチロン、東日本でも甘口のソースを使ったり、西日本でも蒸した麺を使ったりなど、例外は数多くあるそうです。こうして、その土地ならではの味の『焼きそば』が作られるようになって、それが現在の『ご当地焼きそば』の誕生へと繋がっていくそうです。

(2018年5月22日放送分より)

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

ニッポン放送ほか全国ネット
FM93AM1242ニッポン放送 月~金 朝7:37から(「飯田浩司のOK! Cozy up!」内)
ネット局の放送時間は各放送局のホームページでお確かめください。

Page top