拉致被害者の家族が会見「これを逃すと私たちの家族は永遠に帰ってこない」

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6/12FM93AM1242ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』今日の聴きどころ!④

米朝首脳会談を前に拉致被害者家族が会見
7:44~ココだけニュース スクープUP!:コメンテーター有本香(ジャーナリスト)

横田 早紀江 飯塚 繁雄 会見 米朝首脳会談

米朝首脳会談に関して会見する横田早紀江さん(右)と家族会代表の飯塚繁雄さん=2018年6月11日午後、東京・永田町の参院議員会館 写真提供:産経新聞社

拉致問題に関しては「返せ!」と日本国民が声をひとつにするべき

史上初の米朝首脳会談を前に、昨日、北朝鮮による拉致被害者田口八重子さんの兄で家族会代表の飯塚繁雄さんと横田めぐみさんの母・横田早紀江さんが都内で会見を行った。

飯塚繁雄さん)トランプ大統領におかれましては、日本人を返すという約束を取り付ける。そのあと日朝で返す段取り、帰国のための作業をしていく。これを逃すと私たちの家族は永遠に帰ってこない。

飯田)昨日都内で行われた家族会代表の飯塚繁雄さんの会見の模様をお聞きいただきましたが、果たして拉致問題が動くのか。ご家族の皆さんのうち、拉致被害者の父親母親の世代の方々が鬼籍に入りつつあるという、時間がないですね。

有本)これは安全保障の問題とは質が違って、日本にとって最優先すべき、きわめて重要な問題です。安倍総理は拉致問題に関して一番長くかかわってきた政治家ですから、ここにきてもトランプ大統領に重ねて重ねて、この件を俎上に載せるようにとお話ししています。
ただ、先日安倍総理が自ら表明されましたので、日朝の会談はやるんだろうと思われます。近々、米朝が終わった段階で、よほどこれがひどい形の物別れにならない限り、日朝首脳会談実現につながる流れがおそらく見えてくるのではないかと思われます。

飯田)国内外で取材されて、日本の国会議員さんの日朝首脳会談実現に向けての感触もあると思いますが。

有本)昨日も東京のある方と国際電話で話をしました。その人は安倍総理に極めて近いひとです。私がシンガポールに来る直前、日曜の朝にこのニッポン放送と同じグループのフジテレビの番組に出演した際、そこで私が発言したことを御覧になっていて、まさにその通りだと思うよと、その方は仰っていました。
その話というのは、今回の米朝首脳会談の流れで日朝首脳会談に持ち込んでいくんだろうけど、日本側としては金正恩委員長と安倍総理が直接顔を合わせることが目的ではない。水面下で既に折衝はしているので、それが見えた段階でしか会談ということにはならないだろうと言っています。今回こそは動く可能性が極めて高いと感じています。
ただここで重要なのは、日本の世論がどう反応するかということです。北朝鮮はそれを見てきますから。
今回シンガポールに来てみて、金正恩委員長がまるでロックスターのような扱いをうけていることに、私は非常に奇妙な感覚にとらわれました。
顔を見せないと、メディアはどうしても「生正恩を撮りたい!」と躍起になって追いかけています。だけど日本人の我々としてみれば、同胞を何百人もさらった国の、直接指示したわけではないけれど、彼はその国の世襲の指導者です。日本のメディアも金正恩委員長を追いかけることが目的となっているのが極めて不味い状況です。
このまま日朝首脳会談に向かっていく中であっても、日本の世論が北朝鮮の言うことを聞け、というような流れになっていくのが、私が危惧することのひとつです。

飯田)ロックスターのような報道のされ方をすると「正恩イイ人じゃん!」「話ができるじゃん」と思ってしまう。

有本)「話が出来るなら、北が欲しがっているものを与えてあげればいいんじゃない?」という論調になるのは、大変危険です。そういう日本の論調を見て、北朝鮮は出方を決めてくると思います。

飯田)世論が分かれているだとか、国民の意見が分断されているということを、見ているし、積極的に利用しようとするし。

有本)トランプ大統領は、確かに歴代のアメリカ大統領に比べれば格段に日本人拉致問題に関して同情的だし、自分の問題として考えると再三仰っています。だけどこれは日本の問題、日本固有の問題といってもいいかもしれません。もちろん韓国にもアメリカにも拉致被害者はいらっしゃいますが、日本が拉致問題をどうやって解決していくか。これは今の政権の外交力を試される場面でもあるけれど、私は日本の国民力も試される場面だと思います。私たちの同胞がさらわれたということは、自分の身内がそういう目に遭っていたかもしれない、そういう可能性が極めて高かったという出来事なのです。それに対して日本の世論が、普段多様な意見があるのもいいんですが、拉致問題に関しては「返せ!」と声をひとつに出来ないとすると、日本に対して絶望せざるを得ない。

飯田)今の政権が好き嫌いは別にして。

有本)そういう次元ではないですね、気持ちを一つにできない国に対して安全保障というのもなんだか遠いなという感じもします。

飯田)我々には成功体験があるわけです。5人も帰ってきて「ほかにもいるだろう!」って、あそこで世論が起こって、北が恐れをなしたということもありました。

有本)その後が続かなかったという、失敗の体験もあります。

飯田)それも繰り返してはいけないですね。

 

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