返還50周年~小笠原諸島が抱えるさまざまな問題

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「飯田浩司のOK! Cozy up!」(6月26日放送)にジャーナリストの有本香が出演。小笠原諸島が返還されて50年という節目を迎えた今、小笠原諸島の特殊な環境と抱える問題について解説した。

小笠原諸島が返還されて今日で50年

今日6月26日、小笠原諸島がアメリカから日本に返還され50年を迎える。この節目に期待されているのが航空路。先週東京都の小池都知事は会見の中で、実現可能な航空路案が取りまとめられるように勢力的に検討を進めていくとした。

飯田)今月30日、今週の土曜日ですが、小笠原諸島父島で式典が開かれるということです。今は基本的に船便しかないのですよね。

有本)確か6日に1便。しかも行くにはほぼ丸1日船に乗っている感じです。
この航空路の話は石原都政の頃から検討されてきています。生活の面で、病気など緊急時には自衛隊に搬送を依頼しているということですが、やはり大変でしょう。

飯田)そうですね。取材したことがありますが、1度硫黄島まで行って、硫黄島に長い滑走路があるので、そこから今度ジェット機に乗り換えてという感じですよね。

有本)現在、人口が2500人くらいです。この返還50周年を迎える節目の年に、海上保安庁の巡視船が小笠原にも配備されるというニュースもありました。それはどうしてかというと、4年前に中国の漁船が多い時で200隻来て、サンゴを密漁するということがありました。この時に、小笠原村の森下村長が東京都に陳情に来られました。当時は舛添知事だったのですが、舛添さんの外遊中にぶつかってしまった。それでも国会議員も含めていろいろな人に陳情しているところを取材させていただいたことがあります。

人口の減らない小笠原とその特殊な境遇

有本)その時は2500人くらいの人口だと言うことでしたが、ここはこういう場所だというにも関わらず人口が減っていないのですよ。長いスパンで見ると、終戦の頃から比べるともちろん3分の1くらいにはなっていますが、近年、少子化で過疎化していくほかの地域とはちょっと違うんですね。子供もそれなりに生まれています。というのも、ここでは子育てできるくらいのお金が稼げるのですね。どうしてかというと、持続可能性の高い漁業。それと観光という合わせ技で、それなりの所得が得られるのですね。
そこに200隻の中国漁船が来た。しかも目視できる10キロ圏内です。煌々と夜でも電気を点けて。小笠原では漁業環境を守るために、集魚灯を点けるということ自体もやっていないわけです。ところがそれをやられてしまい、サンゴを根こそぎ持って行かれるということがあった。さらに、その環境を壊されるということだけでなく、大きな恐怖があったんですね。200隻の船が沖合にいるということになれば、1隻に10人ずつ乗っていれば2000人くらいになりますよね。島の人口と同じくらいの人間が武装して上がってくれば簡単に島なんて制圧されてしまう。このあたり、いろいろな意味で小笠原自体をどう守っていくかということが今まさに問われていると思います。
さらに、生活環境として空路が欲しいという住民の要望にどう対処するか。採算はとれないだろうと思います。インフラとして必要なものだからという位置づけで財政面を補てんしつつ、環境を壊さない形での航空整備ができるかですね。

飯田) 離島ということになると補助金も出ますしね。

 

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