安倍総理、国際裁判も視野に毅然とした対応~韓国徴用工問題の蒸し返し

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ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(11月2日放送)にジャーナリストの末延吉正が出演。徴用工の韓国裁判所の判決について解説した。

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2018年10月30日、ソウルの韓国最高裁で行われた判決後に会見する元徴用工の李春植さん(中央) 写真提供:時事通信

徴用工判決への対応、安倍総理が「国際裁判も視野に入れる」と発言

国会は昨日、衆院予算委員会で2018年補正予算案の実質的な審議が始まった。元徴用工への賠償を日本企業に命じた韓国最高裁の判決について、安倍総理は次のように述べている。

安倍総理)今般の判決は、国際法に照らせばあり得ない判断であります。日本政府としては国際裁判も含め、あらゆる選択肢を視野に入れて、毅然として対応していく考えでございます。

一方で、韓国の文在寅大統領は施政方針演説を昨日行っており、この徴用工問題については触れなかったと報じられている。

飯田)まずは国会と徴用工についてですが。1965年の請求権協定で解決済みという話だったんじゃないのか、という……。

末延)この間、国際観艦式での自衛艦旗の拒否があって、それで日本は参加しなかったでしょう。国会議員の竹島上陸もあったし、これは国際法で、国と国との約束。これまでもいろいろあったけれど、小渕総理のときに、未来志向でもう蒸し返さないということになっていたはずなのですよ。

飯田)98年当時既に、ですね。

末延)それから、この間の安倍政権下での慰安婦問題です。最終的、不可逆的という。これもひっくり返って、ちょっと韓国疲れしちゃっていますよね。もちろん嫌韓本が売れたりするよりは、お隣の国だから上手くやった方が良いのですが、国と国との約束はお付き合いの基本ですから。そこがひっくり返されてしまうと話ができない。国際的な世論も重要ですから、安倍さんは「国際司法裁判所へ提訴を」と。実際には相手側が同意しないと裁判にはならないのですが、日本の正当性、法治国家としてきちんとやっているということは、繰り返し世界にアピールしておかなければいけない。
年内に文在寅さんの訪日と言っていたけれど、これではまるで無理ですよね。ひたすら文在寅さんは国内世論と北朝鮮との民族統一の成果を言うのですが、アメリカと日本との関係を崩すことがあって、北朝鮮の核問題も進展しないし、この東アジアが安定しないので頭が痛いです。

飯田)河野外務大臣は「100%韓国にこの問題を解決する責任がある」ということも言っていますね。

文政権では、外交をやりきれない

末延)例えばこういうときに、かつては竹下さんや森さんがいて、現会長は額賀さんの日韓議員連盟のような、議員外交や民間外交のベースの積み上げがあると良いのですが、そこもあまり動いていないようです。

飯田)右派政権だったらまだしも、左派政権だとパイプが少ないということですか。

末延)この前、韓国の大学の先生とソウルでお会いしたとき、「実は左派政権には日本とのことができる人材がいない」とおっしゃっていました。外交の文書を作るのは保守系と言われる先生たちで、仕事はいっぱいあると言うのです。文在寅さんの自伝を読むと、明らかに軍事独裁から急に民主化になっているので、古い部分と木に竹を接ぐようなことになっていて、今回の司法判断を含めても法治国家としての脆弱性があるのかなと思いました。なかなか話し合いが難しいですが、批判をするよりは日本の原則を主張しつつ、少し時間を置かないと動かないでしょう。疲れますけれどね。

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