ふるさと納税「返礼品」で人気の体験型とは?
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(10月28日放送)では、「ふるさと納税 返礼品の新トレンド!!」というトピックスを紹介した。
先日、東京二子玉川で、ふるさと納税サイト「さとふる」が主催するイベント「ふるさと納税 秋祭2018」に行ってまいりました。参加していたのは全国30の自治体。ステージは、それぞれの街のゆるキャラが集合したり、PR選手権なども行われていました。
「ふるさと納税」とは、自分の生まれ故郷だけでなく、お世話になった地域や応援したい地域に、寄付をすることができます。そして、その土地の特産品や名産品いただけるので人気ですが、その「返礼品」が変わってきているという噂なのですよ。
どう変わってきているのか?ふるさと納税サイト「さとふる」の坂平由貴さんに、お話を伺います。
-「ふるさと納税」は目にして耳にするのですけど、最近はどういう傾向なのでしょう?
坂平「最近は現地に行って体験が出来る『体験型のお礼品』ですとか『家事代行サービス』とか『墓清掃代行サービス』といった【代行型のお礼品】もあります。例えば故郷になかなか自分が帰れないことありますよね?代わりにおやごさんのために、『家事代行』してくれたりする、ふるさと納税を使って親孝行を【代行】してもらえるお礼品もあるのです。」
-あとその地域を体験できるものもあるのですよね?
坂平「そうですね、さとふるで調べたところ、『体験型のお礼品』は1年間で約3倍に増えておりまして、例えば宮城県利府町で季節ごとに旬のお魚を獲って、食べることができる『四季に合わせた日帰り体験漁』というようなお礼品ですとかあります。これからの時期ですと、石川県白山市のスキー場で利用できる『スキー場共通リフト1日券』。今まで行ったことのない地域に足を運ぶきっかけに、していただければなと思います。」
「さとふる」の坂平さんに教えてもらった体験型の返礼品を「ふるさと納税 秋祭2018」で探してきました!まずは、静岡県は伊豆半島の付け根に位置する、沼津市。やはり干物が返礼品として人気なようです。沼津市 産業振興部 観光戦略課の野田貴子さんにお話しを伺います。
-沼津市と言えば港のイメージなのですけど、最近は体験型のお礼品があると聞いたのですけど。
野田「ダイビングのお礼品を用意しております。沼津市は60kmの長い海岸線がありまして、そこにダイビングスポットがたくさんございます。良質な水質と透明度が有名です。お礼の品では『体験チケット』もご用意しており、初心者にも丁寧にレクチャーして楽しんでいただけるようになっております。」
続きましては長崎県北部の北松浦半島に位置する松浦市。日本一の生産量を誇る「養殖トラフグ」が返礼品として人気なんだそうです。ここでは「ほんなもん体験」?の返礼品もあるそうです。松浦市 政策企画課 ふるさと納税・魅力発信室の金子英樹さんにお話しを伺います。
-『ほんなもん体験』?
金子「方言で本物のことを『ほんなもの』と長崎県松浦市では言っています。田舎暮らしであるとか、田舎の郷土料理であるとかを実際に体験できるプログラム、体験メニューです。今、修学旅行生が関東・関西方面から3万人ほど来ていただいています。都会の方がよく選ばれているのですけど、一番最近ではそば打ち体験と、よもぎもち作り体験を8月の末ぐらいにされています。毎日が田舎暮らしです!」
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