究極の愛の形、そして価値観が問われるエンタメムービー

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第514回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、11月16日公開の『人魚の眠る家』を掘り起こします。


東野圭吾の禁断のベストセラーを完全映画化


東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれ、その衝撃的な内容に話題沸騰。累計100万部を超えるベストセラー小説が待望の映画化となりました。愛する娘の悲劇に直面し、究極の選択を迫られる両親の苦悩を描き出したミステリー超大作です。


二人の子を持つ播磨薫子と夫・和昌は現在別居中。娘の小学校受験が終わったら、離婚することを約束していた。そんなある日、娘の瑞穂がプールで溺れ、意識不明の昏睡状態に陥ったとの報せが届く。

回復の見込みがない娘を前に、このまま生かし続けるか、死を受け入れるか、究極の選択を迫られる薫子と和昌。奇跡を信じる夫婦は、世界でも前例のない延命治療を試みるが、それがきっかけで次第に運命の歯車が狂っていく…。


禁断のヒューマンミステリーの映画化にあたり、各世代を代表する実力派の俳優陣が集結しました。過酷な運命に翻弄されながらも我が子を守り抜こうとする母・播磨薫子に篠原涼子、技術者として父として娘を回復させようとする和昌に西島秀俊。女優として俳優として男女問わず好感度の高い2人が、映画初共演。子を思う親としての心情や苦悩を体当たりで演じています。

さらに坂口健太郎、川栄李奈、田中泯、松坂慶子らが脇を固め、重厚なドラマを引き締めています。メガホンを取ったのは、エンターテインメント作から骨太な人間ドラマまで手がける日本映画界の鬼才・堤幸彦監督。堤監督が「自らの集大成」と語るように、観る人の心に沁み入る映画が完成しました。


もし、自分の愛する人が2度と目を覚ますことがないと知ったら…。人は何をもって“死んだ”と定義づけられるのか、そして脳死したままでも呼吸を続ける娘は“生きている”と言えるのだろうか。とても重く難しいテーマではありますが、これはどの家族にも起こりうる究極の問題といっても過言ではありません。衝撃作です。


人魚の眠る家
2018年11月16日(金)から全国ロードショー
監督:堤幸彦
原作:東野圭吾「人魚の眠る家」(幻冬舎文庫)
脚本:篠﨑絵里子
音楽:アレクシス・フレンチ
主題歌:絢香「あいことば」(A stAtion)
出演:篠原涼子、西島秀俊、坂口健太郎、川栄李奈、山口紗弥加、田中哲司、 斉木しげる、大倉孝二 、駿河太郎、ミスターちん、遠藤雄弥、利重剛、稲垣来泉、斎藤汰鷹、荒川梨杏、荒木飛羽、田中泯、松坂慶子 ほか
©2018「人魚の眠る家」 製作委員会
公式サイト http://ningyo-movie.jp/

八雲ふみね しゃベルシネマ

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