お粥は“米1”に対しての水の割合で名前が変わる
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お粥の基礎知識
水加減で呼び名が変わる
お米から炊く場合とご飯から炊く場合
『お粥』を辞書で調べますと『水を多くして、米を軟らかく煮たもの』とあります。
同じお粥でも“お米から炊くお粥”のことを『炊き粥』、“ご飯から炊くお粥”のことを『入れ粥』といいます。
米と水の割合
お粥は水加減によって、呼び名が変わって来ます。
米『1』に対して、水『5』の割合で炊いたお粥のことを『全粥』といいます。
一般的に『お粥』というと、『全粥』のことを指します。
米『1』に対して、水『7』の割合で炊いたお粥のことを『七分粥』といいます。
米『1』に対して、水『10』の割合で炊いたお粥は『五分粥』、米『1』に対して、水が『20』の割合で炊いたお粥は『三分粥』です。
『重湯』は上澄み液
『五分粥』以上のお粥を作ったときにできる、“お粥の上澄み液”が『重湯』です。
消化が良いので、病気の方や赤ちゃんの離乳食などに使われます。
『お粥』と『雑炊』と『おじや』の違い
お粥とよく似た食べ物に『雑炊』や『おじや』があります。
お粥の仲間『雑炊』と『おじや』
『雑炊』はお粥状に煮たもの
『雑炊』を辞書で調べますと『ご飯に魚や貝、野菜などを加えて、醤油味や味噌味の汁で、お粥状に煮たもの。
お粥の一種』とあります。
『おじや』は『雑炊』と同じ!?
さらに『おじや』を調べますと、『味噌汁などで煮たお粥。雑炊』とあります。
つまり『雑炊』と『おじや』は同じもので、どちらもお粥の仲間ということになります。
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