黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、相撲漫画家の琴剣淳弥が出演。琴剣が注目している若手力士について語った。
黒木)今週のゲストは相撲漫画家の琴剣淳弥さんです。
国技館の売店に琴剣さんが描いた、いろいろなグッズが売っているのですね。どの辺に売っているのでしょうか?
琴剣)国技館に入りまして右手側です。西側の方の売店。1階です。
黒木)マグネットや、力士の漫画と思えないような、リアルな絵も売っています。あと驚いたのは学習帳。小学生のファンはみんな持っていますよね?
琴剣)これはすごい人気で入手困難です。
黒木)ええ! そうなのですか。この学習帳がお相撲さんの表紙になっていて、びっくりしました。これはまわしですか?
琴剣)化粧まわしですね。過去何人かの力士の化粧まわしに絵を描かせていただいています。最近では隆の勝関のまわしですね。手描きなのですよ。
黒木)手描きですか。きれいですねえ。
琴剣)大体化粧まわしは刺繍が多いのですが、これは高価な生地に直に描かせていただいています。
黒木)失敗できないですね。
琴剣)一発勝負です。原画が良いと言っていただきました。この関取も十両に上がってから幕内まで一直線でした。
黒木)そうなのですか。
琴剣)依頼がけっこうあるのですが、追い付かなくて。
黒木)お忙しいのですね。いま場所中ですけれども、注目の力士はいらっしゃいますか?
琴剣)炎鵬という力士を知っていますか? 白鵬関のお弟子さんです。十両なのですが、イケメンです。
黒木)イケメン(笑)。
琴剣)イケメンが最近多いですよ。
黒木)他にはいらっしゃいますか?
琴剣)いまはまだ関取ではないのですが、朝青龍の甥っ子の豊昇龍。あと大鵬さんのお孫さんの納谷君。それと私の部屋の後輩で、琴手計だとか。超金の卵がどんどん伸び盛りです。来年のいま頃は、その人たちが幕内で活躍しているかもしれません。ものすごいです。
黒木)どんどん有望株と言うか、金の卵たちがいま成長しているのですね。
琴剣)その最中です。ここのところ不祥事続きでしたが、これからは良い方向に行く相撲界であって欲しいです。
黒木)琴剣さんも、漫画を描いて相撲界を盛り上げてください。
琴剣淳弥/ 日本相撲協会公認・相撲漫画家■1960年・福岡県田川郡香春町出身。
■中学卒業後に佐渡ヶ嶽部屋に入門。1976年3月場所で初土俵。
■現役時代からスポーツ紙にイラストを掲載するなどして、角界では有名な存在。
■1986年9月場所で引退。最高位は三段目46枚目。
■引退後は兄弟子が営んでいたちゃんこのお店で修業。独立して千葉県船橋市にちゃんこ店を開店するも奥様が病気で倒れて7年で閉店。
■妻の後押しもあり、漫画を描くことを決意。
■漫画の掲載は1990年「やぐら太鼓の詩」。漫画家としての活動を開始した。
■日本相撲協会から「外国人力士のために相撲の歴史や礼儀作法、まわしの締め方を描いてほしい」と依頼されたのを機に、その後、日本相撲協会公認の漫画家として力士のイラストグッズなども販売。力士の化粧まわしのデザインやイラストも手掛ける。
■代表作は『相撲めし』。相撲界の食については何でも知っているスペシャリスト!
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