相撲漫画家・琴剣淳弥の描く“関取マグネット”が大人気
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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、相撲漫画家の琴剣淳弥が出演。自らが描く相撲協会HPの漫画や相撲グッズについて語った。
黒木)今週のゲストは相撲漫画家の琴剣淳弥さんです。
日本相撲協会公認の相撲漫画家という珍しい肩書きをお持ちですね。
琴剣)相撲協会のHPを開きますと、大相撲伝という大相撲の歴史や、どうやったら相撲協会に入門できるのかという大相撲入門編の漫画が載っていますが、その漫画を描いています。
黒木)こうやって相撲が生まれましたという歴史や、入門するにはどうしたら良いのかなどが、漫画で描かれています。
琴剣)入門の際に用意するものとか、通信教育で高校も行くことができるというようなことも描かれています。
黒木)相撲協会の公認ということですが、他にはいらっしゃらないのでしょう?
琴剣)私が初めてだと思います。
黒木)本当に漫画がお好きなのですね。
琴剣)某外国人横綱の不祥事があったときに、外国人力士に対して土俵には神様がいるということを口で言ってもわからないわけです。説明しようがないから、当時の理事長が漫画だと言い出したのです。漫画は世界共通ですから、「土俵の中に10人の神様がいる」という漫画を描きました。
黒木)私も相撲好きですが知らなかったです。野見宿禰神(のみのすくねのかみ)とか、読めませんけれど、10人いらっしゃるのですね。
琴剣)10人の他に、四隅に四季の神様がいます。玄武や白虎などの神様です。相撲はスポーツではなく、日本の国技だから、外国人力士に対して絵を使って描いてくれと言われました。
黒木)これは私も知らなかったです。
琴剣)差し上げますので、勉強してください。
黒木)勉強します。それから、国技館には琴剣さんが描いたグッズが売っているのですね。
琴剣)私の相撲グッズのなかでいちばん売れるのがマグネットです。
黒木)マグネットですか。
琴剣)関取のマグネットですね。これがすごい人気で、2週間で6,000個売れます。
黒木)6,000個! マグネットは必需品ですものね。
琴剣)いま相撲を見に来る方は女性の方が多くて、90%は女性ですから。こういう可愛らしいものを冷蔵庫に貼って、自分で予想して番付を作るようです。
琴剣淳弥(ことつるぎ・じゅんや)/日本相撲協会公認・相撲漫画家■1960年・福岡県田川郡香春町出身。
■中学卒業後に佐渡ヶ嶽部屋に入門。1976年3月場所で初土俵。
■現役時代からスポーツ紙にイラストを掲載するなどして、角界では有名な存在。
■1986年9月場所で引退。最高位は三段目46枚目。
■引退後は兄弟子が営んでいたちゃんこのお店で修業。独立して千葉県船橋市にちゃんこ店を開店するも奥様が病気で倒れて7年で閉店。
■妻の後押しもあり、漫画を描くことを決意。
■漫画の掲載は1990年「やぐら太鼓の詩」。漫画家としての活動を開始した。
■日本相撲協会から「外国人力士のために相撲の歴史や礼儀作法、まわしの締め方を描いてほしい」と依頼されたのを機に、その後、日本相撲協会公認の漫画家として力士のイラストグッズなども販売。力士の化粧まわしのデザインやイラストも手掛ける。
■代表作は『相撲めし』。相撲界の食については何でも知っているスペシャリスト!
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