「ブリリアントカット」などの技術で宝石の価値が変わる
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ダイヤモンドの価値は、『carat(カラット・重さ)』、『カラー(color)』、『cut(カット・研磨)』、そして『clarity(クラリティ・透明度)』の4つで決まるとされています。
そのなかで『カット』は、4つの基準で唯一、人の技術によって評価が左右される項目です。
ダイヤモンドの美しい輝きは、正確なカット技術から生まれます。代表的なのが『ラウンド ブリリアントカット』と呼ばれるカットです。“ダイヤモンドの形”と聞いて、よくイメージされる“中央部分が丸くカットされていて、さらに中央からは放射状にカットされている形”です。
最終的に“カットの総合評価”である『プロポーション』、“表面の研磨の仕上げ状態”の『ポリッシュ』、“左右の対称性”の『シンメトリー』によって評価されて、最高の『Excellent』からグレードの順位が決定します。
『クラリティ』は透明度の基準のことで、専門家が10倍のルーペを使って検査します。“キズがあるのかどうか?”、“キズがあった場合、どの程度の大きさで、どの位置にあるのか?”、“『インクルージョン』と呼ばれる別の鉱物や液体、気体が結晶のなかに含まれているか?”といった項目を検査します。
キズや『インクルージョン』があると光の通過の邪魔になるため、輝きに影響を与えるそうです。最高クラスのものは『フローレス』と呼ばれて、『クラリティ』の基準は、全部で11段階に分かれます。
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