『ダイナースクラブカード』~最初は“食事のため”のカードだった
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『二つ折りの財布』が誕生したのは、1950年頃と言われています。西洋で財布が誕生したのが1600年頃とされていますので、それと比べると歴史は浅いです。
『二つ折りの財布』の誕生の背景には、クレジットカードが関係している…と言われています。
1950年、ニューヨークのレストランで食事をされた実業家のフランク・マクナマラさんは、支払いのとき財布を忘れて来たことに気づきました。最終的にマクナマラさんは家族に電話をして財布を届けてもらいましたが、待っている間、とても恥ずかしい思いをしたそうです。
そのことを友人で弁護士のラルフ・シュナイダーさんに話したところ、“現金を持っていなくても、後から清算することで食事ができるクラブを作ってみてはどうか?”ということになったそうです。
そうして誕生したクラブの名前は“食事をする人”の意味で『ダイナース』と付けられました。これが世界で初めてのクレジットカード会社、『ダイナースクラブ』です。
それによって、それまでの“現金での支払い”から“クレジットカードでの支払い”がメインになって行きました。そこでクレジットカードを持ち運べるのに便利な『二つ折り財布』が誕生したそうです。
日本の最初のクレジットカードは『ダイナースクラブ』です。
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