“元号となるための条件”は6つあります。
(1)『国民の理想としてふさわしい、良い意味を持つ』
(2)『漢字2文字である』
(3)『書きやすい』
(4)『読みやすい』
(5)『これまで元号、または「おくり名」として使用されていない』
『おくり名』とは、亡くなられた方の生前の行いや功績などを称えて、亡くなられた後に贈られる名前や称号のことです。
つまり『これまで元号、または「おくり名」として使用されていない』というのは、“これまでに元号として使われていなくて、さらに天皇の「おくり名」でもない”という意味です。
(6)『俗用されているものではない』
『俗用』には“広く一般的に使われる”といった意味があります。『俗用されているものではない』というのは、“広く一般的には使われていない”ということになります。
新しく元号を決める際、いくつもの案が出されるそうですが、これまで何度も見送られて、ようやく選ばれたというケースも珍しくないそうです。
例えば『明治』の場合、それまでに10回候補になりながらも見送られて、11回目でようやく採用になったそうです。それもそのときは、天皇が『明治』と書かれたクジを引かれて決まったそうです。
『大正』は5回目、『平成』は2回目での採用で、『平成』は幕末に1度、候補になったそうです。なかにはこれまで40回も候補になっているのに、1度も採用されていないものもあるそうです。
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