400年前に伊達政宗が植え始めた海岸林の復興を支援

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ニッポン放送「週刊!なるほど!ニッポン」(3月31日放送)では、『#52 「緑の再生は、ふるさとへの想いも再生させる!?」の巻』というトピックスを紹介した。

400年前に伊達政宗が植え始めた海岸林の復興を支援

「緑の募金」あなたはしたことがありますか?

かつては「緑の羽根募金」と呼ばれていました。この「緑の募金」が、どのように使われているか?何となくイメージするのは荒れてしまった土地に樹を植える、植樹ですかね。

国土緑化推進機構 常務理事 瀬戸宣久さんにお話を伺います。

晴の輔 「『緑の募金』の使い道は、どのようなものですか?」

400年前に伊達政宗が植え始めた海岸林の復興を支援

瀬戸「名前の通りに緑を増やして、守って行くということに使います。具体的に言いますと、震災や大雨で生じた被害の、復興支援に使っております。また、子どもたちへ緑の大切さを肌で感じてもらう森林環境教育、海外の緑化支援とかに使わせていただいております」

晴の輔 「東日本大震災の活動とかもあったのでしょうか?」

瀬戸「はい、一つの例ですと、宮城県名取市には400年前に伊達政宗が植え始めた、立派な海岸林がありました」

晴の輔 「ええっ!400年も前から植えていたのですか?」

瀬戸 「そうです。それが津波によって全滅してしまいました」

晴の輔 「その林が無かったら…もっと被害が広がっていた…」

瀬戸「そうだと思います。それで地域の人が元に戻そうと、『海岸林再生プロジェクト』が民間主体で立ち上がっています。そこに『緑の募金』はお手伝いさせていただいております」

晴の輔 「地元の人が立ち上がるというのは、いいことですね。ただ現実としてお金がかかります」

瀬戸「そうです。我々のお金だけでは無いのですけど、支援させていただいています」

晴の輔 「直ぐに木が生えてくるわけではないですよね?」

瀬戸「やはり20年ぐらいたたないと、いい林にはならないですね」

晴の輔 「20年…人が生まれて成人するまでの時間…」

瀬戸「同じですね。息の長いプロジェクトで考えられています」

 

週刊なるほど!ニッポン
FM93AM1242ニッポン放送 日曜24:50-25:00

 

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