南極は行きたい時が「行く時」! 日本人のための南極ツアー!!
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特別企画~株式会社読売旅行・野中直人さん&藤原由里さんおススメの旅
新造耐氷船「ワールド・エクスプローラー」で航く、一生に一度は訪れたい『神秘の大陸』! 南極への船旅14日間!!
『南極って、観測隊員にならないと行けないの???』
じつはずっと昔から、添乗員付きのツアーで、私たちも「南極」へ行くことができます! まさにテンツキツアーの“極み”とも云えるのが、南極ツアーなんですね。
「テンツキ旅行presents よろずお任せテンツキツアー!」では、まるまるお任せの添乗員付きツアー、いわゆる“テンツキ”の魅力的なツアーを、旅のエキスパートの皆さんにご紹介いただいて、アナタにもたっぷり体感していただきます。
特別番組収録のスタジオにやって来たのは、株式会社読売旅行の極地ツアー担当・野中直人(のなか・なおと)さんと、添乗員の藤原由里(ふじわら・ゆり)さん。
野中さんは、添乗員歴25年、南極ツアー6回、北緯90度へ行ったこともあるベテラン。藤原さんは添乗員歴9年、2017年に南極ツアーを担当された経験を持ちます。
今回は上柳アナウンサーが、「南極ツアーの魅力」をたっぷり伺いました。
●歴史はおよそ40年! じつは大人気の南極ツアー!!
―南極ツアーって、いつ頃からあるんですか?
読売旅行では、昭和56(1981)年頃から細々と行っていました。当時は10名弱のお客様に1名の添乗員が同行し、欧米のツアーに混じって行く形でした。現在は、読売旅行で船をチャーターして催行しています。多くの経験豊富な添乗員はもちろん、探検船の船内言語を日本語にすることにより、「日本人による、日本人のための南極ツアー」が可能になりました。
―それなりの料金がすると思うんですが、どんな方が参加されるんですか?
いちばんお安いトリプルで185万9000円、いちばんラグジュアリーな部屋で279万9000円します。およそ7割の方がお1人で参加されるため、男女別・相部屋という形にすることで、少しでも多くの方に、追加代金なしでご参加いただけるようにしています。男女比では、およそ6割が女性の方です。
2020年1月に開催するツアーは、今年(2019年)5月の大型連休明けに完売してしまいました。そのため今回は、2021年1月開催予定の「第12回」チャーターツアーをご案内します。南極は世界的人気のため、2021年のツアーでも、既に受付を開始しているんです。
●快適な新造船で、南極大陸へ1歩踏み出そう!
―南米に入って、南極半島までおよそ1000㎞を船で向かうそうですが、耐氷船「ワールド・エクスプローラー」とはどんな船ですか?
今年6月に就航したばかりの新しい船です。探検能力がピカイチの船会社が所有する最新鋭の耐氷船で、とにかく船内が豪華! キャビンの広さが25㎡からで、快適な船内を楽しみながら南極の観光を楽しめます。ちなみに「耐氷船」とは、氷に覆われた海域で、海氷を押しのけながら航行できる、強固な鋼板を持った特殊な船のことです。
―南極大陸に下り立つことはできますか?
読売旅行の南極ツアーは、南極大陸に1歩踏み入れていただくことが最大の目的です。南極半島が近づいたら本船を降り、およそ10名乗りのゴムボートに乗り換え接岸します。ワールド・エクスプローラーは、約150名が1度に船外活動に出られる、ゴムボート20数艇を備えており、1回の船外活動はおよそ3時間。午前、午後それぞれ1回ずつ、貴重な南極滞在時間を有効に使うことができます。
●南極の夏! ペンギンの子育て&大きなクジラをダブルで見よう!
―南極に行くと、やっぱり「ペンギン」は見られますか?
じつはペンギンは、南極に行くと必ず見られるというものではありません。ただ、ツアーで行く1~2月上旬は、1年で最もペンギンが親子で見られる確率が高い時期です。しかも、10~15㎝の可愛い雛に、親が甲斐甲斐しく餌を与える光景が見られることも…。
営巣地には少なく見積もって2000羽、ときにはおよそ10万羽ものペンギンが集まります。でも、2月後半には、雛もすっかり大人になって、独り立ちしてどこかへ行ってしまいます。どこへ行ってしまうのか、研究者の方も、まだよく分かっていないと言います。
―クジラには逢えますか?
1月の南極半島沖は、クジラの餌となるオキアミが大発生します。ザトウクジラを中心に、たくさんのクジラが、このオキアミを求めて集結して来ます。南極のホエールウォッチングは、遠くからクジラを見るものではありません。ゴムボートごとにどれだけ近くに迫れるかを競うくらい、間近でクジラが観られます。距離にしてボートから15mくらい、こんなに近くで見ていいのか心配になるくらいです。
●優秀な探検スタッフがプロデュースする、一生に1度の南極の思い出!
―どうして、ペンギンやクジラを、こんな間近で観られるんですか?
南極半島周辺の上陸候補地は、およそ200ヵ所あります。船には優秀な探検スタッフが20名ほど乗り込んでいて、上陸場所を決めて行きます。条件は、「天候」「安全」、そして「動物たちがよくいる場所」の3つです。過去数年、上陸ポイントが全て同じになったことは1度もありません。添乗員としても、毎回行くところが変わるので、とても楽しみなんです!
―南極ならではの「体験」は?
例えば、ゴムボートで移動する間に、手に持つことができるくらいの氷の塊がプカプカしていると、探検スタッフの方が本船に持ち帰ってくれたりします。この氷を小さく砕いて、船でウィスキーのオン・ザ・ロック…なんてことも!! 本当に純粋な氷ですと、何万年前の閉じ込められた空気がシュワシュワ、プチプチとはじける音に耳を傾けながら、1杯を楽しめることもありますよ!
●寒さは冬の北海道くらい! 防寒具の進呈もあり!!
―南極って寒いイメージがありますが、どんな格好をして行ったらいいんですか?
1月ごろの気温は氷点下5度くらいですので、冬に北海道へ行くような格好で十分です。ツアーに参加された方には、着脱自由のダウンジャケットが付いた防寒上着「パルカ」を、進呈しています。ゴム長靴も無料で貸し出しいたしますので、船外活動に当たっては、ご自身で防水性のズボンをお忘れなくお持ちいただければ大丈夫です。
―どのタイミングで南極に行くのがベストなんでしょうか?
ツアーで訪れる南極半島は、1年1年、顕著に温暖化の影響を受けていると実感します。今年観られたものが、来年(2020年)からは観られなくなる可能性も大いにあります。
加えて、参加される皆さんも1つずつ年齢を重ねていきますから、自身の体力面、家族など周りの環境などが大きく変わってくる可能性があります。もしも「いま、南極に行けそうだ」と思うなら、ぜひ「いま、行く」ことをお勧めします。
(読売旅行・野中直人さん、藤原由里さんインタビュー、おわり)
添乗員の皆さんにとっても、「南極」はあこがれの地なんだそう。加えて、新造耐氷船のワールド・エクスプローラーをチャーター、船内の言葉も全て日本語で案内するため、「海外のプレッシャーがなく、純粋に南極の魅力を楽しめる!」と読売旅行の野中さんは自負しています。
ツアー日程は、令和3(2021)年1月18~31日までの14日間。あさぼらけの「テンツキ旅行特設ホームページ」から、令和元(2019)年10月31日までにお申し込みの方には、特典としてジャビットのぬいぐるみを、ツアー終了後、ご自宅にお届けしてくれるそうです。
思い切って1度行けば、まず間違いなく一生語り続けることができる南極ツアーの思い出。せっかく行くなら、1年で最高の季節の南極をゆったり楽しんでみてはいかがでしょうか?
(文・望月崇史)
「テンツキ旅行特設ホームページ」
https://tentsuki.jp/asaborake/
株式会社読売旅行
「新造耐氷船「ワールド・エクスプローラー」で航く、一生に一度は訪れたい『神秘の大陸』! 南極への船旅14日間!!」(1日目)
成田発~北米~(機中泊)
(2日目)
午前:ブエノスアイレス着
午前:ブエノスアイレス半日観光
(3日目)
ブエノスアイレス~チャーター機~ウシュアイアー「ワールド・エクスプローラー」乗船
(4~5日目)
ドレーク海峡クルーズ
(6~9日目)
南極上陸・南極クルーズ
(10~11日目)
ドレーク海峡クルーズ
(12日目)
朝:ウシュアイア入港・下船
午前:フエゴ島国立公園観光(SL「世界の果て」号乗車)
午後:ウシュアイア~チャーター機~ブエノスアイレス~北米(機中泊)
(13日目)
北米~(機中泊)
(14日目)
成田着、解散
上柳昌彦 あさぼらけ
FM93AM1242ニッポン放送 月曜 5:00-6:00 火-金 4:30-6:00