なぜ7月2日は「うどんの日」なのか
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夏至(6/22頃)から半夏生(7/2頃)の間に田植えをすると豊作になると言われています。そんな半夏生の行事食として、関西地方では『タコ』、福井県では『焼いたサバ』があります。
他にも、香川県では『うどん』が食べられています。古くから香川県では、麦の収穫や田植えの繁忙期の労をねぎらう意味で、半夏生にうどんを食べる風習がありました。
その春にとれた小麦粉でうどんを打って、田んぼにお供えしたあとに農家の方々で、そのうどんをいただいたそうです。現在、香川県では半夏生の頃の7月2日を『うどんの日』として、当日は様々なイベントが行われています。
奈良県では『半夏生餅』が、半夏生の行事食として伝えられています。『半夏生餅』とは、もち米と小麦を合わせてついて、きな粉をまぶした餅で、『小麦餅』とも呼ばれています。農家の方々は『半夏生餅』を1度にまとめてついて、大きな鉢に入れておきます。それを、しゃもじや箸で少しずつ取り出しては、きな粉をまぶして食べていたそうです。
布巾を掛けておくと、4~5日は日持ちがしたそうです。『半夏生餅』の場合、もち米だけでついたものよりも粘りが少ないため、食べやすかったと言われています。
■杏樹の感想
半夏生のときにニュースで「この日はタコやおうどんを食べる」と聞いて、早速食べたのですが、理由を知らずに食べました。そんなこともあって今回、このテーマにしました。
半夏生の行事食にはタコやおうどんの他に、焼きサバやお餅があったなんて初めて知りました。年々、季節感が薄れていくと言われるなか、こうした行事食を大切に伝えて行って、季節を感じていきたいですネ。
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