【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第699回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、10月4日から公開の『ジョン・ウィック:パラベラム』を掘り起こします。
伝説の殺し屋ジョン・ウィックの復讐を描く、人気シリーズ第3弾
数々の伝説で裏社会を震撼させて来た最強の殺し屋ジョン・ウィックによる、鮮烈な復讐劇を繰り広げる『ジョン・ウィック』シリーズ。キレ味鋭いアクションと独自の世界観で、一躍大ヒットとなったシリーズの最新作が、いよいよ日本公開となります。
ジョン・ウィック追放…という衝撃のラストで終わった前作から2年。さらに過激に激烈に、パワーアップしたノンストップ・キリングアクションが展開されます。
怒りのあまり、裏社会の聖域であるコンチネンタルホテルでの不殺の掟を破ってしまい、聖域から追放されてしまったジョン・ウィック。すべてを失った彼を待ち受けていたのは、組織による粛清の包囲網だった。
膨大な数の刺客たちが、持ち得る殺しのスキルを駆使し、賞金首となったジョンに次々と襲いかかる。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の契約”を交わした女・ソフィアに協力を求め、モロッコへ。しかし最強の暗殺軍団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばし、さらにジョンを追い詰めて行く…。
主人公のジョン・ウィックを演じるのは、もちろんキアヌ・リーブス。本シリーズによって不死鳥のごとくアクションスターの座に返り咲き、もはや「キアヌ=ジョン・ウィック」と言っても過言ではないほどの当たり役となりました。今作でも、スタイリッシュなスーツを身にまとい、ノースタントの華麗なアクションで観客を魅了します。
共演はイアン・マクシェーン、ランス・レディック、ローレンス・フィッシュバーンら、おなじみの顔ぶれに加え、ハル・ベリー、アンジェリカ・ヒューストン、エイジア・ケイト・ディロン、マーク・ダカスコスが新たに加入。
また物語の鍵を握る重要なシーンで、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」が劇中歌として使用されるなど、音楽やビジュアル面でもセンスの良さが光ります。
そして、本作のいちばんの見どころと言えば、やはりアクションシーン。前編の8割? いや、9割? が、アクションに次ぐアクション。しかも決して観る者を飽きさせない、驚愕のアクションばかり。
1作目では拳銃とカンフーを組み合わせた“ガン・フー”、2作目では車を使った格闘術“カー・フー”と呼ばれる前代未聞の技が話題となりましたが…。
今作では、バイクに追われながら馬に乗って疾走し、街中でチェイスを繰り広げる“馬(マー)・フー”。さらには、犬とともに闘う“犬(ドッグ)・フー”?! 一見するとジョークのように思えるアイデアも、キアヌ・リーブスとチャド・スタエルスキ監督の手にかかれば、それは常識を超えた超絶アクションへと生まれ変わるのです。
その飽くなき探究心と趣向を凝らしたシーンの数々は、もはや芸術の域。この完膚なきまでの死闘の結末は、是非、劇場で!!
『ジョン・ウィック:パラベラム』
2019年10月4日(金)から全国ロードショー
監督・製作総指揮:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、ハル・ベリー、ローレンス・フィッシュバーン、イアン・マクシェーン、マーク・ダカスコス、エイジア・ケイト・ディロン、ランス・レディック、アンジェリカ・ヒューストン
(R), TM & (C) 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
公式サイト http://johnwick.jp/
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/