最初のグリーティングカードは、古代エジプトの「スカラベ」だった?

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グリーティングカードの歴史はいまから4000年前、古代エジプト時代に始まったとされています。当時、古代エジプトでは昆虫の『コガネムシ』を“太陽の神様の象徴”としていました。そして“コガネムシの形をした宝石”のことを、『スカラベ』と呼ぶようになりました。

『スカラベ』は古くから神聖なものとされていて、邪悪なものを近づけまいとする効果、厄除けの効果が強いと言われています。そのため、トルコ石(ターコイズ)、ラピスラズリなどでできた『スカラベ』を“幸運の御守り”として、親しい人に贈る習慣があったそうです。

その際、『スカラベ』には『ご多幸をお祈りします』といったように、相手の方へのメッセージが刻み込まれていました。そんなところから一説では、これがグリーティングカードの始まりだと言われています。

その後、古代ローマや中世のドイツを経て、1860年代の印刷技術の進化により、本格的にグリーティングカードが普及するようになりました。

このころから郵便制度が発達したこともあって、ヨーロッパやアメリカを中心に、さまざまなグリーティングカードが大量に作られて流通するようになりました。こうしたグリーティングカードの代表が、クリスマスカードです。

スズキ・ハッピーモーニング 鈴木杏樹のいってらっしゃい

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